Mountain Hardwearのサンバイザーを個人輸入
作成日: 2013年3月24日
更新日: (なし)
2013SSのサンバイザー
登山で使うサンバイザーが欲しくてMountain Hardwearのサンバイザーを個人輸入しました。 Mountain Hardwear 2013 Spring Summerの新作で、日本ではまだ未発売の商品を先取りです!
個人輸入したのはMen's Quasar Running Visorです。 色は4色展開で、定番の黒と白の他に水色と珍しいオレンジがありましたが、汚れや汗染みが目立たない無難な黒にしました。 オレンジは鮮やかな色でサンバイザーにしては珍しい色だと思うので、派手な色のサンバイザーを探している人にはドンピシャでしょう。
定価は28ドルです。 「1ドル=95円」とすれば2,660円なので、高くもなく安くもなく丁度良いところです。 サイズはL(Large)とR(Regular)があり、私は頭が大きいのでLにしました。
Mountain Hardwearの2013SSはサンバイザーが3種類も作られています。 二つ目の画像はMen's Nova Stretch Visorです。 こちらの定価は24ドルなので「1ドル=95円」換算で2,280円です。 サイズはRのみです。
Mountain Hardwearの公式サイトの画像と説明からはQuasar Running Visorとの違いが良く分かりません。 柄が少し違うくらいでしょうか。 何となくこちらのNova Stretch Visorも注文しました。 届いた実物を見て両者の違いが良く分かったので、その違いについては後から紹介します。
2013SSの第三のサンバイザーはMen's Hardwear Stretchです。 こちらは無印良品的なデザインになっていたので、あえてMountain Hardwearで買わなくても良いだろうと注文しませんでした。
注文と海外転送サービス
今回の注文はMountain Hardwear(U.S.)の直営サイトから行いました。 まだ2013SSの商品が出たばかりでBackcountryなどの小売りサイトに出回っていなかったためです。 直営サイトは定価販売でしたが、高額商品ではなかったので良しとしました。
直営サイトでは80ドル以上の注文でU.S.国内送料無料特典がありました。 振り返ってみるとアホでしかなかったのですが、その時は「うむ、予備が要るな」と考えてQuasar Running Visorを2つ注文し、合計80ドルにしたのでした。 送料は無料となりましたが、黒いサンバイザーが3つという説明ができない注文にもなってしまいました。 いつものように奥さんに中身を見られてはいけない小包と化したのでした。
海外転送サービスはスピアネットを利用しました。 荷物の重量は0.25kgで送料22ドル、手数料が9ドルで合計29ドルの利用料となりました。 発送方法はいつも通り「宅配」を指定しました。
今回初めてスピアネットのオレゴン州ポートランド受取センターを利用しました。 Mountain Hardwearの直営サイトで配送先住所にポートランド受取センターを指定しましたが、何の問題もありませんでした。 ただ、スピアネットからの荷物の発送が火・木だけなのは辛いです。 カルフォルニアの時は月〜金発送可能で、とてもタイムリーに利用できていただけに残念です。
配送遅れ?
さて、スピアネットからの発送まではスムーズに進んだのですが、そこから先で少し躓きました。 まず最初に躓いたのはU.S.から日本への航空輸送便です。
左の画像は日通航空の荷物追跡ページ(Air-Trail)のものです。 スピアネットで「宅配」を指定するとU.S.から日本への輸送は日通航空が使用されます。
「予定搭載便」の表示では3月6日にオレゴン州ポートランドから仁川国際空港を経由して翌3月7日には成田に到着する予定となっています。 しかしながら実際となる「搭載便」の表示は不可解なことになっており、3月9日になっても進捗がありませんでした。 職業柄から「E」を見て一番最初に連想するのは「Ero」ではなくて「Error」です。 エラーで更新が止まるほどシステム的に具合が悪いことはありません。 それにINCHEON(仁川)の表示が多いせいか何となく韓流好きな雰囲気がしていたところが胸騒ぎを掻き立てます。
左の画像は同じくAir-Trailの表示です。 こちらでも実際の輸送状況を細かく確認できるのですが、やはり不可解なことに変わりはありません。
職業柄、「DETAIL UN-KNOWN」は「とても嫌なことが起きました」と同意です。 とんでもないシステム・トラブルのメッセージは「詳細不明」が相場ときたものです。
「MASTER PARTIAL DETAIL UN-KNOWN」の意味をネットで調べましたが出てきません。 こうなったら問い合わせて自ら状況を確認するしかありません。 なぜなら、荷物の配達を完全に管理して私が確実に受け取るようにしないと大変な目に遭うからです。
問い合わせは日通航空(日本通運)のWebサイトにある「国際航空運送に関するお問い合わせ」から行いました。 リンク先に問い合わせフォームが用意されているので、そこに入力して「送信」とやる形式です。
日通航空への問い合わせ
お世話になります。
追跡番号XXX-XXX-XXXの荷物について確認させてください。
輸送状況を貴社サイトのAir-Trailで確認しております。
昨日より「輸送履歴」の欄が「MASTER PARTIAL DETAIL UN-KNOWN」のままの状態となっております。
【質問1】
「MASTER PARTIAL DETAIL UN-KNOWN」はどのような状況を表すのでしょうか?
【質問2】
荷物の配達目途が分かればご教示ください。
以上、よろしくお願い致します。
日通航空からの回答
この度は弊社、日通航空をご利用頂きまして誠に有難う御座います。
弊社Web宛にお問合せ頂きましたお荷物番号(伝票番号)XXX-XXX-XXXは、下記、日程にて手続き予定となっております。
3月8日(金)成田空港到着
3月9日(土)通関手続き
3月10日(日)発送
3月11日(月)日本郵便(ゆうパック)にてご配達(予定)
「MASTER PARTIAL DETAIL UN-KNOWN」というのは航空会社が利用航空運送業者に発行するMasterAirWaybillという送り状に、複数個数の貨物があって、1便ではなく複数の便で輸送されており、詳細不明ということになります。
今回のお荷物は8日に2便に分かれて到着致しました。
下記URLから国内の配送状況について確認ができますのでご案内致します。
(リンク先)
※ご配達までの日時につきましては、航空機の到着遅れ、税関検査等による通関許可保留、天候・交通状況等により、変更になる可能性が御座いますので、予めご了承お願い申し上げます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
日通航空からの回答が返って来た3月11日の前日10日には荷物追跡ページ(Air-Trail)の更新がかかり、日本国内の配達業者へ引き渡されたことが分かっていました。 担当者の方には手間をかけて申し訳なかったのですが、「MASTER PARTIAL DETAIL UN-KNOWN」の意味を知って個人輸入経験値を上げることができました(ただし、疑問点は後述)。
さてさて、この度の「少しの躓き」はまだ途中です。 続きは左の画像です。 これまで日通航空の荷物の国内輸送業者は佐川急便だった記憶があったのですが、今回は日本郵便(ゆうパック)でした。 日本郵便はともかく、私はゆうパックのサービスが好きではありません。 ヤマト運輸や佐川急便と比べると格段にレベルが落ちると考えています。
今回も案の定でした。 日通航空からの回答にあったリンク先からゆうパックの荷物検索を行うと、「状態」が「調査中」のまま経過していました。 「調査中」とは何を調査しているのか、なんと配達先の私の住所を調査していたのでした!
スピアネットには転送先の私の住所を以下例のように登録しており、これがそのまま荷物の配達伝票に郵便番号も含めて印字されています。 上段が日本国内での表記、下段がスピアネットでの登録です。
- 兵庫県神戸市中央区神戸町1丁目2番3号
- 1-2-3 KOUBE-CHO CHUOU-KU KOBE-SHI HYOGO
配達伝票には下段のみ印字されているのですが、それを見て神戸町(例)のどの丁目・番地を指しているのか分からなかったそうです。 正直、その理由を聞いて悶絶してしまいました。 今まで佐川急便でも同じ書き方をしているAmazon.com担当のヤマト運輸でもそんなことは一度もありませんでした。 そもそも日本でも「神戸町1丁目2番3号」と書いても「神戸町1-2-3」と書き換えられて登録されることもあります。 電話で「1丁目ですけど」と言うと、地図を見ているのか「あぁ、XXXさん、ありますね!」と言う始末です。 もう、以下省略です。
Quasar Running VisorとNova Stretch Visor
少し躓きながらも届いた荷物です。 大きく写っていますが実際はとても小さな箱に入っていました。 今回は合計金額が80ドルだったためか関税・消費税は要求されませんでした。
ここで前述の日通航空の疑問点についてです。 日通航空の回答では「荷物は2便に分かれて到着した」とありました。 「こんな小さい箱に入った荷物をわざわざ2つに分けるのか?」と思いました。 まだ勉強不足で事情がよく分からず、ここは悶々としたままです。
3つ並んだサンバイザーです。 幸いなことに私が直接荷物を受け取ることができたので紛争は勃発せずに済みました。 「何でサンバイザーが3つも要るのよ?」、「1つは実用、1つは予備、1つは鑑賞用でござる・・・」と苦しい防戦を予想していただけに助かりました。
こちらはQuasar Running Visorです。 裏側(後頭部)はベルクロになっていて、長さを調節できるようになっています。 あと、前側のMountain Hardwearのロゴは反射塗料になっていて、夜に光が当たれば反射するようになっています。 夜に走る人にとっては安全のための良い機能でしょう。
右の画像はNova Stretch Visorです。 裏側というか後ろ半分はゴム仕立てになっています。 ここがQuasar Running Visorとの大きな違いでした。 Nova Stretch Visorの「Stretch」はゴムが伸びることを意味しているようです。
画像を見ての通り、Nova Stretch Visorのゴム部分は買った直後(使用前)からビロビロになってしまっています。 まるで履き込んだユニクロのボクサーブリーフの腰回りのようです(やけに具体的)。 ちょっとこれはブサイクなので、どちらでも良いならQuasar Running Visorを購入することをお勧めします。
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