NORRONAのハード・シェルを個人輸入
作成日: 2013年10月18日
更新日: (なし)
GORE-TEX Proのハード・シェル
GORE-TEX Proのハード・シェルが欲しくて我慢できなくなりました。 買うならオーソドックスなツートン・カラーの色遣いではなくて、1色ものデザインにしようと決めていました。 色々と物色した結果、NORRONA trollveggen Gore-Tex Pro Jacketに一目惚れしてしまいました。
このtrollveggen Gore Tex Pro JacketはNORRONAのフラッグシップ・モデルのようで、NORRONAの本家サイトでは85,000円、日本での希望小売価格は94,500円とお高くふんぞり返っています。
そんなところにタイミングよく通りかかったのがシシ神様ことBackcountry.comのクーポン・メールで、クーポンはfull-priced(値引きなし)のアイテムは20% OFFしますよというものでした。 Backcountry.comでtrollveggen Gore Tex Pro Jacketを探すと、待ってましたよ鴨ネギさんと言わんばかりに都合良くfull-pricedで売られていました。 「こうなったら積極的な鴨ネギになるしかない!」とテンションが上がってしまい、いつものようにシシ神様の餌食になってしまいました。
Backcountry.comでの価格は713ドルでした。 ここから20% OFFなので、購入価格は571.12ドルです。
アメリカから日本への転送サービスはいつものスピアネットを利用しました。 かかった費用は宅配便指定の送料が25ドル、転送手数料が9ドルの合計34ドルです。 他には関税として3,000円、消費税として1,700円が配達時に代引きで徴収されました。
合計すると、605.12ドルに税金が4,700円です。 「1ドル=100円換算」で60,512円に4,700円を足して、65,212円で購入できたことになります。 ふんぞり返ったNORRONA本家のWEB SHOPで買うより19,788円安く、日本の希望小売価格より29,288円安く買えました。
どのメーカーのハード・シェルもGORE-TEX Proを使ったものは6〜8万円くらいの価格帯になっています。 65,212円はそれなりの額ですが、GORE-TEX Proのハード・シェルとしては手頃な額にまで落とせたのではないかと思います。 個人輸入万歳です。 願わくば早くTPPを締結して日本・アメリカ間の関税を撤廃して欲しいです。
実物の確認
Backcountry.comで注文してから8日で我が家まで到着しました。 これまでで一番早かったような気がします。 まず、アメリカ国内の配送が早かったです。 発送元のBackcountry.comはユタ州にあるようで、スピアネットの倉庫がある隣の隣のオレゴン州まで2日で配送されました。 スピアネットの作業は迅速なので、そこから6日で海を越えて届きました。
実物の色味は製品紹介サイトの画像よりも落ち着いた感じで、明るくも暗くもない青色です。 Electric Blueというそうです。 「Electric」は電気のElectricですが、辞書を引くと「衝撃的な」という意味がありました。 電気の方の意味ではないでしょうから、「衝撃的な青」という意味なんだと思います。 繰り返しですが、実物は全く衝撃的ではなくて至って普通、常識的な青色です。
左下にラベルが貼ってあります。 サイズはMを選びました。 私は身長178cm、体重78kgのちょいデブおやじですが、サイズはMでちょうど良かったです。 NORRONAのウェアは袖が長いので、Lになるとかなり腕が長くないと袖が余るので要注意です。
GORE-TEXの認定ラベルは「GORE-TEX Pro」ではなくて、一世代前の「GORE-TEC Pro Shell」でした。 それと、YKKのラベルも付いていました。 日本の企業が頑張っているところを目の当たりにすると、当然ながら嬉しくなります。
素材の触り心地は多少ゴワつくものの、イライラするほどではありません。 ただ、ハード・シェルで生地に厚みがあるので、真夏のレインウェアとして着るのは無理でしょう。
生地の裏面の縫製部分にはしっかり止水テープが貼られています。 洗濯表示のタグはユニクロのように各国語のものが付いていて、日本語のタグも付いていました。 恐らく、日本国内で流通しているものと違いはないでしょう。
ここからはtrollveggen Gore Tex Pro Jacketの「おっ!」というところの紹介です。 1つ目は背中にあるバイキングのおっさんのロゴではなくて、フードの付け根辺りにあるフック用の紐です。 外側に着いているのがミソで、これならハンガーがなくても内側をさらさずに吊るせます。 降雨時のように吊るす先の周りが濡れているような状況では役立ちます。
2つ目はフードのつばの部分です。 つばの部分に柔らかい棒状の芯材が2本入っていて、テンションを作ることでつばがしっかりせり出るようになっています。 つばがペランペランで雨よけにならないようだと降雨時は雨が顔に当たって鬱陶しいので、こういう造りになっているとグッときてしまいます。
3つ目はファスナーの頭の部分です。 手前の赤い生地のものはColumbia Greenwell Pastures JacketのYKK止水ファスナーです。 奥がNORRONA trollveggen Gore Tex Pro Jacketのものです。 その違いが分かるでしょうか?
trollveggen Gore Tex Pro Jacketの方が頭の部分が幅広になっています。 幅広になっていることでファスナーが断然合わせ易くなっています。 ほんの少しの意匠で違うんだなと感心しました。
最後にですが、このNORRONA trollveggen Gore Tex Pro Jacketは至って普通なハード・シェルだと思います。 可もなく不可もない手堅い優等生タイプという印象です。
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更新日 | 更新内容 |
2013年10月18日 | 新規作成 |