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リビングエアコンをダイキンから霧ケ峰に交換

家電・住設

リビングのエアコンがぶっ壊れた。ぶっ壊れたのは約13年使ったダイキン Hシリーズ AN40MHP-Wである。施主支給で三菱電機の霧ケ峰 MSZ-ZW5624Sに交換した。その顛末である。

ダイキンエアコンの故障

U0異常

ぶっ壊れたエアコンは新築時に取り付けたダイキンのAN40MHP-Wで、13年目のシーズンでお役御免とした。

昨年の晩夏にエアコンの効きが悪くなって、夏の終わりにぶっ壊れた。症状はエアコンは動くが、ぬるい風しか出てこず、30分ほどして勝手に止まってしまう。

ダイキンのエアコンには自己診断機能があって、リモコンから故障コードを確認できる。エラーコードは「U0異常」で、冷媒ガス不足を示すものである。

ダイキンサービスに点検依頼

実はこのリビングのAN40MHP-Wは何度もぶっ壊れている。だいたい4年ごとにぶっ壊れて、室内機の熱交換器の全交換を2回やっている。今回もまたかと思いながらダイキンのサービスに点検依頼を電話で頼んだ。

サービスマンが直ぐに来て点検してくれた。U0異常の冷媒ガス不足の原因は、室内機の熱交換器からのガス漏れという診断だった。熱交換器が腐食してガスが漏れているので、冷媒ガスを充填しても駄目という話である。修理は室内機の熱交換器の交換で、過去の対応と同様だった。

修理の場合、問題は足場組み費用の負担である。ダイキン手配の工事では、ダイキンの社内安全基準でハシゴを使った作業が禁止されていて、足場を組んだ作業が必要になる。この足場組み費用が高額で、我が家の場合は約20万円の見積もりだった。

前回2回目の交換はこの足場組み費用をダイキンが負担してくれた。ただし、前回時に次回は社内調整できないだろうと言われていて、今回も熱交換器の交換は無料だが、足場組み費用はお客様負担と言われた。ダイキン手配の修理で足場組み費用を負担するより、買い換えた方が良い考えた。

ちなみに、ダイキンの点検作業費は技術料2,800円、出張費2,800円、消費税560円の合わせて6,160円だった。

しかし、室内機の熱交換器の腐食とは何なのか。自宅では同じ2階に富士通ゼネラルのエアコンが1台、3階にダイキンの別の機種のエアコンが4台動いているが、全く問題ない。リビングのダイキン AN40MHP-Wだけ熱交換器が腐食して、約4年ごとに冷媒ガス漏れが起きるのである。

リビングで誰かがとてつもなく臭いオナラをして、熱交換器がオナラに含まれる硫化水素を吸って徐々に腐食したのか。それしか考えられない。私のオナラは臭くないので、犯人は嫁だ。

新しいエアコン選び

三菱電機 霧ケ峰 Zシリーズ MSZ-ZW5624S

2025年時点の独断では、家庭向けエアコンの一番手はダイキン、二番手が三菱電機、三番手がPanasonicである。これは後述するエアコン工事業者のイケメンお兄さんもそう言っていた。

3社のラインナップを見比べて、三菱電機のZシリーズ 18畳用のMSZ-ZW5624Sにした。決め手は省エネ性能とメーカーの10年延長保証と価格である。

エアコントップ3社の特徴比較
メーカーダイキン三菱電機Panasonic
良い点・サービスが良い・省エネ性能高い
・10年延長保証
・おサレ(イメージ)
悪い点・高い
・足場組み費用(トラウマ)
・古臭い(イメージ)・三番手

自宅のリビングは22畳で、ぶっ壊れたダイキンのAN40MHP-Wは14畳用だった。近年の真夏はスペック不足を感じていたので、今回は18畳用で選んだ。18畳用でも少し小さいが、これ以上になると室内機と室外機が大きくなってしまう。高断熱住宅なので良しとした。

三菱電機 MSZ-ZW5624Sは楽天で購入した。送料込みで165,000円だった。色々な楽天ポイントが加算されるタイミングを狙って購入したので、2万円分くらいの楽天ポイントが付いた。

エアコンは各社が毎年新モデルを出すので、年度の型落ちモデルが安くなる。MSZ-ZW5624Sも2024年モデルで、メーカー発売日は2023年10月である。価格.comの価格推移グラフだと、2025年1月から2月が一番安くて、3月の初めから2万円ほど価格が上がっていた。購入したのは2025年4月の初めだったので、少しタイミングが遅かった。

天井吊り金具

リビングのエアコンの室外機は、車庫の上部に天井吊り金具を使って設置している。

左側がぶっ壊れたダイキン AN40MHP-Wの室外機である。隣はダイキンの6畳用の室外機だが、同じ天井吊り金具を使っている。新築当初にリビングエアコンを少し小さな14畳モデルにしたのは、室外機が大きくなると車庫の車に干渉すると考えからである。しかし、10年ちょっと生活してランクル級の車高の高い車を買うことはなかったので、室外機は大きくなっても良いことにした。

天井吊り金具はオーケー器材のスカイキーパーだった。同じメーカーなら天井レールをそのまま使えるので、オーケー器材のものから選択する。

新しい三菱電機 MSZ-ZW5624S-Wの室外機は、高さが高くなる。オーケー器材の天井吊り金具で700mm超の室外機を収められるのは、K-KS7G、K-KSZ7G、K-KS7GHの3つになる。

室外機寸法と天井吊り金具の有効エアコン固定寸法
機器機器補足高さ幅(横幅)奥行(厚み)
ダイキン AN40MHP-W14畳用595mm795mm300mm
三菱電機 MSZ-ZW5624S-W18畳用714mm800mm285mm
K-KS7G塗装仕上げ~760mm~690mm~420mm
K-KSZ7G亜鉛メッキ仕上げ~760mm~690mm~420mm
K-KS7GH塗装仕上げ~890mm~710mm~420mm

K-KS7GとK-KSZ7Gは表面仕上げの違い、K-KS7GHは一番高さのある室外機に対応したモデルである。三菱電機 MSZ-ZW5624S-Wの室外機ならK-KS7G/K-KSZ7Gの寸法で足りる。亜鉛メッキ仕上げは色が悪くなりそうなので、普通の塗装仕上げのK-KS7Gにした。

K-KS7Gも楽天で購入し、7,696円だった。メーカー取り寄せ品だったが、注文から4日で自宅に届いた。

エアコン取付業者さん探し

今回は取付工事手配込みの家電量販店での購入ではないので、取付業者も自分で探さなければならない。結果的にはくらしのマーケットで口コミレビューが高評価であった地場の取付業者さんにお願いした。大正解だった。

最初はネットで市内で営業している雰囲気の良さそうな業者さんに目を付けて、見積もり依頼を出した。しかし、「隣宅との間隔が狭い特殊作業になるが、1人施工の個人業者なので対応不可」と断られてしまった。Googleマップか何かで器用に事前調査されたことに驚いた。

以前に単身赴任宅の引き上げ時の不用品引き取りでくらしのマーケット経由で業者手配したことがあった。「エアコン 取り付け」で検索したらくらしのマーケットが出て来たので、地場の業者さんを探した。

市内の地場で口コミレビューが高い業者さんが沢山居て、中でも対応力が高いという内容が多かった業者さんに見積もり依頼を出した。隣宅との間隔が狭いや、天井吊りや資材施主支給などを伝えた。特に問題なしということで、事前に機種と天井吊り金具の適合性などの丁寧なフォローもして頂けた。

取付作業の見積もりは37,500円で、当日も差額なしのお支払いだった。作業は色々な条件あって値決めされるものだろう。今回は見積もり対応から当日作業が本当に超満足で、37,500円は安いくらいだと感じた。

エアコン取付作業費用
工事名金額
エアコン基本取付工事 中・大型(5.0Kw~)22,500円
天吊・屋根・壁面 既設金具使用工賃5,000円
同時取り外し撤去工事5,000円
2Fスライダー作業/2F高所作業5,000円
(合計)37,500円

エアコン取付作業

資材の自宅保管

天井吊り金具のオーケー器材のK-KS7Gである。このようなものもネットで注文できるのは有り難い。

三菱電機 MSZ-ZW5624Sの室内機である。取付工事まで玄関に置いておいた。

室外機も玄関で保管である。重さが40kgあって、運び込んでくれた佐川急便のドライバーさんも少し手こずられていたとのことであった(嫁談)。

当日の取付作業

当日作業は13時半から17時過ぎまでの約3時間半で、イケメンのお兄さんの1人作業だった。最初に断られた業者さんは「1人施工なので」という理由だったが、技術力の違いだったのか。

イケメンお兄さんがところどころで解説してくれながらの作業だった。

右出しなので、家の外側からの高所作業で配管が必要になる。左出しだと室内機の中で繋ぐので外側の作業が不要になるケースがあるそうだ。エアコンの正道は右出しで、配管が直ぐに家の外に出るのでトラブルになり難いそうだ。左出しだと配管を室内機の中で折り曲げるので、結露しやすく、カビが発生することも多いとのことだった。

取り外した室内機の配管は結構汚れていた。家の外側のダクトは既設を再利用して頂いたが、室内機から室外機のホースは工事標準費用内で全取り換えだった。

室外機が凹ってますねと声を掛けられた。輸送中にぶつかったのだろうけども、機能・性能には問題ないだろうということで、そのまま交換して頂いた。

新しい天井吊り金具のK-KS7Gを借り設置したところである。この後に片側だけ室外機を載せて、もう片方を留めるのである。40kgある室外機をイケメンお兄さんが一人で持ち上げるのだから凄い。手伝いは不要で、テコの力を使って上手く上げるのだそうだ。

天井吊り金具はピッタリだった。新築時の金具選定をした建築会社さんのセンスにも感謝である。変な金具やレールを使っていたら、天井に穴を開け直す必要があった。

交換後の室外機の姿である。最終的に約30cm下がってしまった。地面から天井吊り金具まで190cmしかないので、車高の高い車は買えなくなった。ランクル250は車高が194cmなので、ギリギリアウトである。

交換後の室内機

新しい三菱電機 MSZ-ZW5624S-Wの室内機は、元のダイキンと高さと横幅がほぼ一緒だった。壁紙の日焼け違いが分からないので良かった。前に長いので少し迫力が出たが、デザインが今風になって良かった。

肝心の冷房の効きは、試運転ではキンキン冷え冷えだった。真夏の到来が楽しみである。

他にも約10年強のエアコンの進化を感じる機能がいくつかあった。

  • 無線LAN内臓でスマホアプリで遠隔操作可能
  • 人に風を当てる/当てないをリモコンで指定可能
  • 電気を帯びたミストを放出して部屋の花粉をキャッチ

スマホアプリの名前は「霧ケ峰リモート」である。Google Playストアで★2つ台というクソ評価にビビった。でも、別に悪いところは特になく、普通に使えて何の問題もなかった。

エアコンから見たサーモ画像が表示されるのが面白い。右下の赤いのがソファーに寝ころんでいた私である。

これから暑くなってくるので、どれだけ新しいエアコンが頑張ってくれるのか楽しみである。エアコン本体に「設計寿命は10年です」と書いてあったので、少なくとも10年は元気に動いて欲しい。

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