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Oura Ringを卒業

ガジェット

Oura Ringが再びぶっ壊れた。サポートに問い合わせると「買い替えろ」と言われた。Oura Ringの効果と費用のバランスもぶっ壊れたので、3年弱使ったOura Ringと決別することにした。

これからOura Ringの利用を検討している方の参考になれば幸いである。

Oura Ringの故障

故障の前兆

壊れたのはOura Ring Gen3である。前回の故障交換から1年5ヵ月で使えなくなってしまった。その前は1年8ヵ月で使えなくなった。私のOura Ring Gen3の製品寿命は、2本とも2年も持たなかった。

前回も前々回も故障の事象は同じで、バッテリーの劣化である。

  • バッテリーの持ちが悪くなる。満充電しても、2日と持たなくなる。
  • 充電しても、1日弱でバッテリー残量わずかの表示が出るようになる。
  • 充電持ちが悪くなったと感じ始めて2~3週間後、ある日突然、充電できなくなる。

普段はバッテリー残量低下の赤印を見ることはあまりない。しかし、バッテリー劣化が進むと、気が付けば赤印という状態が多くなる。

故障

故障というより、Oura Ring Gen3はバッテリー劣化が一定量に達すると、使えなくする製品仕様になっている。過去2本とも同じ事象だったので、間違いないだろう。

具体的な事象は、バッテリーの持ちが悪くなって頻繁な充電を繰り返していると、ある日突然にリングがスマホとリンクできなくなる。アプリの右上のリングのアイコンが常にクルクルしたままの状態で、いつまで経っても同期しない。

リングを充電器に置いた時だけ、スマホと同期できる。しかし、いつまで経っても「充電中」で、「バッテリー残量 1%」から進まない。リングを充電器から外すと、スマホと同期しなくなり、クルクルパーになる。

充電器にリングを置くと、いつまで経っても充電中の白色LED点滅状態である。正常時はどれだけバッテリーが減っていても、2時間も充電器にリングを置けば緑色LED点灯になって満充電される。

この状態になると、アプリからリングをソフトリセットしても元に戻ることはない。充電器からリングを外すとアプリと同期できなくなるので、事実上、使えない状態になる。

Ouraの対応

Ouraサポートの対応

前回の故障時と同様にOuraサポートに問い合わせた。「リングが充電できず、アプリと同期が取れなくなった。どうすれば良いか教えて欲しい。」と問い合わせた。約16時間後にサポートから次の回答が返ってきた。

お問い合わせいただきありがとうございます。担当のXXXと申します。
このたびは、ご不便とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

Ouraリングのデータを確認したところ、リングのバッテリーに問題があることがわかりました。
しかしながら、お客様のリングは保証期間を過ぎていることを確認いたしました。

それにもかかわらず、Ouraコミュニティの一員として日頃よりOuraをご愛顧いただいていることへの感謝の気持ちを込めて、オンラインストアにて新しい Oura Ring 4 をご購入いただく際にご利用いただける、100ドル/100ユーロの割引をご提供させていただきたく存じます。
この割引をご希望の場合は、お知らせください。専用のリンクをお送りさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

保証期間を過ぎているので、100ドルあげるから新品を買い直せという内容である。そうといえばそうだが、サイトでは明確に示されていない製品ライフサイクルというか、Oura Ringとの長年に渡る場合の付き合い方が突き付けられた形だった。

新品買い直しサイクル

Oura Ring Gen3はバッテリー劣化が進むと、強制的に充電不能になって使えなくなる。製品保証期間は2年だが、Oura Ring Gen3の製品寿命は2年もたない。購入から1回目は保証期間内で無償交換してくれるが、2回目は保証期間外で買い直しを余儀なくされるのだ。

つまり、最初の購入から3年も経たずに新品買い直しが必要になるのである。

バッテリー搭載製品なので、バッテリーの劣化は仕方がない。しかし、3年も経たずに買い直しが必要というのは予想外だった。バッテリー交換プログラムや次期製品乗り換えプログラムもない。

Oura Ringの末期

私はOura Ring Gen3のゴールドを使っていた。今はOura Ring Gen4に切り替わっている。Oura Ring Gen4のゴールドは74,800円である。100ドル割引があっても買い直すと約6万円の出費になる。

Oura Ring Gen4でバッテリー性能が良くなっていたとしても、Ouraのポリシーだと3~4年後に買い直しを迫らられる。毎月 約1,000円のサブスクも払い続けないといけない。改めてOura Ringのコスト高を痛感して、これを機に卒業することにした。

手元にはスマート部分がぶっ壊れて、ただのチタン製リングとなったOura Ring Gen3が残った。なんと3本もある。1本は購入直後のファームウェア・アップデート不具合で即死したもの、後の2本はバッテリー劣化で使用不可にされたものである。1本目の即死リングは全く使えないまま無償交換となった。

ただのチタン製リングになってしまったが、どれも表面に傷はない。2本目と3本目は毎日日常使いして、登山やアウトドアでもガシガシ身に着けて計測していた。物理的な性能はなかなかのものだった。

Oura Ringの費用

サブスクの費用

Oura Ringとの付き合いで避けては通れないのがサブスクである。購入当初は6ヵ月間の無償サービスが付いていて、その後は毎月6.99ドルを支払い続けた。クレジットカード払いで、毎月 約1,000円の課金である。

35ヵ月間のサブスクの費用は、35×1,000円で約35,000円である。

トータルの費用

2022年5月にOura Ring Gen3を購入して、2025年9月にぶっ壊れてサブスク解約するまでにかかった費用の合計である。93,960円もかかっていた。Oura Ring Gen3は本家のWebサイトで注文したが、見返してみると関税も支払っていた。

費目金額補足
Oura Gen3 Heritage Gold54,960円414ドル
(本体 399ドル+送料 15ドル)
輸入関税4,000円DHLに支払い
サブスク 35ヵ月分35,000円毎月6.99ドル
(合計)93,960円

3年間も使えずに93,960円が高いと感じるか、安いと感じるかである。明らかに高いと感じる。これに買い直しで74,800円を追加で支払うのはコスパが悪過ぎると思った。それでOura Ringからの卒業を決意したのである。

Oura Ringの後継

Oura Ringなしに数日を過ごしたものの、毎日の体調計測ないことの物足りなさというか、生活の物差し・歯止めのなさのロスを感じた。毎朝、起きたら睡眠スコアを確認し、寝る前に一日のアクティビティ量やストレススコアを確認するのが日常になっていたからである。やっぱりスマート・リングが欲しくなった。

Oura Ringはコリゴリである。しかし、今はOuraの他にも色々なメーカーからスマート・リングが出ている。総合的に見てSOXAI RINGが良さそうだった。

本体価格が安く、Oura Ringと同じゴールド色がある。アプリのレビューも高評価で、何よりSOXAI RINGはサブスク不要である!

商品名は少し微妙であるけども、ポチってしまった。送料無料、関税無料なのは良いではないか。

スマート・リングのパイオニアであり、世界的なトップランナーであるOura Ringと、日本のスタートアップのSOXAI RINGの違いはいかに。SOXAI RINGが届くのが楽しみである。

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