ビルトイン食洗器の故障
Panasonicのビルトイン食洗器が壊れた。機種はS45VD5SDで、購入から12年目ほど使用していた。
予兆はなかったように思う。ある日から変な音がし始めて、皿も綺麗にならないのでアレっ?となった。
- 飛行機のエンジン音みたいな異音発生
- 皿が綺麗になっていない
- 電源ボタン箇所に「点検」という赤いランプが点滅
決定的だったのは、電源ボタンのところで点滅していた「点検」ランプである。

故障確定なので、PanasonicのWebサイトから修理申し込みである。
修理
訪問修理に来て頂いた技術員さんは、1回操作しただけで「はい、はい、はーい」という感じで故障箇所を特定されていた。そもそも、修理依頼センターとの伝言ゲームの症状伝達から交換部品を持参されているので、食洗器から飛行機のエンジン音がしたらコレというお決まりのコースがあるのだろう。
壊れていた部品
技術員さんに故障部品を見せて貰った。ポンプだった。回転部分の機械的な動きは問題なさそうだが、モーターが動かなくなっているのではないかという話だった。
修理明細書に記載の交換部品番号は「ANP8C-930B」だった。

修理費用
修理費用は25,080円だった。リーズナブルな額だと思った。修理では技術員さんは食洗器をユニットごと引き出して作業をされていて、ちゃんとした知識がないと元に戻せないような感じがした。巷では自分で交換する猛者もいるので凄い。
費目 | 費用 |
---|---|
部品代 | 6,000円 |
技術料 | 13,300円 |
出張料 | 3,500円 |
消費税(10%) | 2,280円 |
(合計) | 25,080円 |
10年点検
修理作業後の余談で、技術員さんに「10年点検はされてなかったですよねぇ~」と優しく言われた。確かにPanasonicから「10年点検のご案内」みたいなハガキが来ていたが、捨てた。
ビルトイン食洗器は、購入から10年でメーカー点検することが義務付けられている(いた)のだそうだ。ただし、「義務」という位置づけで点検しなくても逮捕されないので、車の定期点検と同じでみんなやらないのだろう。
また、2021年8月に消費生活用製品安全法が改正され、ビルトイン食洗器は10年点検対象から外れたそうである。2021年8月以降に購入したものは対象外だろうが、経過処置対応として過去対象だったものは点検対象なのだそうだ。
この法改正は正しいことだと思う。ビルトイン食洗器は2009年4月に10年点検対象になったが、技術的な進歩で重大事故の発生率が低下したので対象から外すということだ。日本には法整備時の目的を見失っていたり、曲解したり、時勢に合っていなかったりする法律ばかりである。他も消費生活用製品安全法のように国民にとって合理的に改正されることを願う。