故障の症状
前触れなく自宅のPanasonicのエコキュート(HE-K46EQ)が壊れた。素人には分かり難い壊れ方だった。
- 風呂の浴槽の湯はり口から湯が出ない。
- 風呂のシャワーや蛇口からは湯が出る(異常なし)。
- 台所や洗面台からは湯がでる(異常なし)。
浴槽の湯はりだけができないのである。「ふろ自動」ボタンを押しても、ちょろちょろと薄ぬるい水が出るだけである。シャワーからは問題なく湯が出るので、おっさんは酷く混乱した。
風呂場で「ふろ自動」ボタンを連打していると、嫁から「何か出てる」と通報があった。急いで2階へ駆け上がると、台所のリモコンに「エラーコード H88」の表示がある。88という数字を見て、とっさに宇宙人関係の疑いを持ち、我が家の台所に緊張が走った。

フォー!と言いながら「Panasonic エコキュート エラーコード H88」でGoogle検索すると、Panasonicのマニュアルやら修理記事の情報があった。マニュアルでは「ふろ混合弁温度異常」で、巷の記事では混合弁の取り換え修理が必要ということだった。

修理依頼と修理
エコキュートの取説には修理受付窓口の電話番号とWeb申し込みサイトの記載があった。電話は直ぐに繋がらない気がしたので、Web申し込みサイトから申し込んだ。がしかし、結局は担当窓口からの折り返し電話待ちの仕組みで、どっちにしても待たされるパターンだった。
翌日に担当窓口から電話が掛かってきた。主な内容は地域の修理センターから折り返し電話するので、修理センターと修理の日程調整をしてくれということだった。もはや、(以下略)。
Panasonicの住宅設備関係の修理対応は、地域ごとに修理専門のサービス子会社があり、そのサービス子会社が業務委託する技術員を手配する仕組みのようであった。修理の日程調整をして、作業日を待った。
壊れたエコキュートの型番
我が家のエコキュートはPanasonicのHE-K46EQSである。ごく普通の核家族向けのモデルである。設置から約12年間、何のトラブルなくほぼ毎日動いてくれていた。

壊れた部品
修理に来て頂いた技術員さんは「あーもうコレですわ」と口では言わないけれども、目が言っていた。エラーコード88と修理センターに伝言ゲームで伝えた症状だけで、ドンピシャな交換部品を準備持参されていたので、よくある故障なのであろう。
壊れていたのは「ふろ混合弁」という部品だった。熱湯と水を混ぜて設定温度の湯を出す部品で、浴槽の湯はり口系統用に専用ユニットが付いているそうである。他の系統は別のユニットを通るので、湯はりはできずとも、シャワー等は問題なかったのである。確かに、エコキュートのリモコンには「ふろ」と「給湯」の2つが設定できる。

壊れた部品の部品番号は「NSAE001N11」だった。

修理費用
修理費用は20,570円だった。正直、片手で済んで良かったと思った。嫁の実家はダイキンのエコキュートだったが、壊れた部品が製造中止になっていて全交換になった。このエコキュートはもう少し頑張って欲しい。
費目 | 費用 |
---|---|
部品代 | 4,200円 |
技術料 | 11,000円 |
出張料 | 3,500円 |
(修理代計) | 18,700円 |
消費税 10% | 1,870円 |
(合計) | 20,570円 |