先日の免許の更新で、やっとブルー免許からゴールド免許に戻ることができた。
満を持して自動車保険を更新すると、ゴールド免許割引が適用されて約15%も安くなった。額にすると年間で約6,000円弱なので目くじらを立てるほどではない。しかし、ブルー免許に陥落した6年間分の通算ではそれなりの額になるので、ゴールド免許の維持は経済面からも大切なことである。
楽天損保のゴールド免許割引
3年ほど前に、自動車保険を三井ダイレクト損保から楽天損保に乗り換えた。乗り換え理由は、同じ保険内容・条件で楽天損保の方が安かったからである。
今回の更新で初めてゴールド免許割引が適用になり、ブルー免許とゴールド免許の保険料を比べると、約15%安くなった。
ただし、この約15%はどのような条件でも一律に適用される訳ではないようである。適用された割引には、「インターネット割引25%」、「無事故割引5%」、「ゴールド免許割引」としか表記がなかった。年齢や他のリスク要素から計算されて、私の今回更新の場合は約15%だったのだと理解している。

今回は「充実プラン」で更新した。主な保険の条件は対人対物無制限、自損事故対応可の車両保険とスタンダードなもので、事故有係数適用期間は0年(無事故)、ノンフリート等級は19等級である。
下の見積もりが「ブルー免許」のもので、ゴールド免許割引が適用前の保険料である。

下の見積もりが「ゴールド免許」のもので、ゴールド免許割引が適用された保険料である。充実プランで39,060円が33,140円へと5,920円安くなった。割引率は5,920円÷39,060円×100で約15.16%となる。

ゴールド免許の割合
警察庁の運転免許統計では、免許証の色(グリーン、ブルー、ゴールド)の割合は示されていない。恐らく、免許証保有者情報を一元管理できていないので、ある特定時点(12月31日など)の値を抽出できないのだろう。マイナンバー免許証移行でシステム化が進めば、運転免許統計もレベルアップするはずである。
大雑把な値では、運転免許統計にある「都道府県別更新時講習実施状況」から推測できる。この統計は免許証更新時にどの区分で講習を受けたかを表すので、ゴールド免許になる人は「優良運転者講習」を受けている。この優良運転者講習を受けた人の割合は、令和5年は約62.9%であった。実際の割合は新規取得者等が母数に入って下がるのだろうけども、それを考慮しても約半数の免許証保持者の色はゴールド免許であろう。
受講者数/区分 | 初回更新者講習 | 違反運転者講習 | 一般運転者講習 | 優良運転者講習 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
受講者数 | 1,121,263 | 1,665,503 | 2,478,099 | 8,938,904 | 14,203,769 |
割合(%) | 7.9 | 11.7 | 17.4 | 62.9 | ≈100.0 |
ネタ元の運転免許統計には、いくつか面白い情報があった(令和5年版)。
- 運転免許の取り消し者数の全国最多は大阪(納得)、2位が東京(母数が多い)で3位は福岡(意外)
- 優良運転者講習の受講割合が最も高いのは秋田(約73.3%)、2位が岩手、3位は青森と東北が多い
受講割合が最も低いのは香川(約55.1%)、2位が富山、3位が石川、違反取り締まりが厳しい? - 普通二種免許の保有者数が5年前比で倍増(2019年 44,464名、2024年 100,561名)
- 免許保有者の男女構成比は75歳から男性比率が急上昇
運転免許統計は警察庁のサイトで閲覧できる。