神戸市立森林植物園
場所: 兵庫県神戸市北区
作成日: 2011年7月8日
更新日: (なし)
カップル向き | タイプ | ファミリー向き | ||
混雑 | 混雑度 | 閑散 | ||
人工 | 自然度 | 自然 | ||
不便 | 利便性 | 便利 | ||
悪い | アクセス性 | 良い |
駐車場情報
大きな駐車場があります。 止めやすいところに停車すれば大丈夫です。
規模 | 大規模 |
空き具合:平日 | 空いています。 |
空き具合:休日 | 空いています。 |
料金方式 | 定額制 |
入庫可能時間 | 9時00分から17時00分 |
料金 | 500円/1回 |
割引 | なし |
備考 |
ワンポイント・アドバイス
植物園というより、山です。 歩き易い格好でお出かけください。 小さなお子さんがいる場合、抱っこで連れてあるくのは大変なのでベビーカーを持って行くことを強くお勧めします。 年間を通して見応えのある草花があるので、事前に公式サイトで開花状況を確認しておきましょう。
紹介
googleストリート・ビュー画面は国道428号線(有馬街道)を小部峠の交差点で曲がり、県道16号線(西六甲ドライブウェイ)を上がってきたところです。 画面の交差点を右折すると森林植物園です。 六甲山の山頂側から県道16号線を下ってくる道順もありますが、あまりお勧めできません。 クネクネの山道を数kmも走らないといけないので、同乗者がまず車酔いしてしまいます。 下(国道428号線)からだと、直ぐに画面の交差点まで辿り着けます。
正門の入り口ゲートです。 ドライブスルー方式なので、ここで入園料と駐車料を支払います。 入園料は大人300円、小人150円です。 ここを抜けると駐車場です。 入り口は他にも西門と東門がありますが、そちらには駐車場はありません。 西門や東門はバスやトレッキングで入って来る入り口なので、車で入園するには正門から入る必要があります。
右の画像は駐車場の1つです。 このような中規模の駐車場がいくつか連なっています。 全体で700台駐車可能という大きな駐車場となっているので、駐車場所をしっかり憶えておきましょう。 それと、車を誘導してくれる警備員の方がいますが、歩行者の横断が激しいので運転には注意してください。
ここが園内の大きな分かれ道になっています。 右手の小さなトンネルをくぐって進むと植物園ゾーンへ行きます。 少し歩くと森林展示館の前に着きます。 一方、画面真ん中から左へ曲がって行くと、多目的広場・スポーツ広場へ出ます。 まず右へ進んだ方にある植物園ゾーンを紹介していきます。 多目的広場・スポーツ広場は後から戻って紹介します。
植物園ゾーンの入り口付近にある森林展示館です。 森林植物園の森林ゾーンはここを起点に南へ広がっています。 この建物の前が園内探索ツアーの集合場所になっていたりします。 また、建物は管理事務所を兼ねており、中には売店(雑貨屋)とトイレがあります。
森林展示館の中の様子です。 森林植物園周囲の環境説明パネルや木を輪切りにした標本、はたまた動物の剥製や昆虫の標本が置いてあります。 何よりここでの見どころはセコイアオスギ(別名 ジャイアントセコイア)の輪切りです。 直径5.4mもある推定樹齢2000年の巨木のものが展示されています。 残念ながら画像では柱の影に隠れてしまっています。
画像は森林展示館を売店側から撮ったものです。 このル・ピックという売店では雑貨を売っているのですが、野草を中心とした草花の苗木も売っています。 モミジやかつては幻の花と言われたシチダンカ(七段花)の苗木も売っています。 また、この向かいには同じル・ピックという名前のカフェがあります。 カレーなどの軽食を食べられる他、ソフトクリームも売っています。
そのカフェの前には木漏れ日が良い感じの休憩場が広がっています。 気持ち良さそうにビールを飲んでいる人もいます。 もちろん、ビールを飲めるのはトレッキングやバスで来られた方のみです。 飲酒運転は厳禁です。 ここまでは人間の手が入った造りをしていますが、ここを抜けると森林植物園本来の世界が始まります。
森林展示館のエリアから下り道をトコトコ歩いて行くと、あじさい園の入り口に来ます。 このあじさい園は森林植物園の名所の一つです。 森林植物園はあじさいで有名ということもあり、あじさいの開花時期は大勢の人で賑わいます。
特に見どころとなるのが画像に写っているシチダンカです。 こう見えてもあじさいの仲間なのだそうです。 幻の花と言われるのはあのシーボルトが『日本植物誌』で紹介していたものの、どこを探しても見つからなかったためだそうです。 絶滅したと考えられていたところ、1959年にこの六甲山で再発見されたという訳です。 サカナくんのクニマス(国鱒)のあじさい版というところでしょうか。 今では増殖されて日本全国に分けられていますし、苗木を売店で購入できます。
あじさい園を通り過ぎて山道を歩いているところです。 森林植物園らしく、地味な草木にも説明書きのプレートが並んでいます。 しかし、綺麗に整備されているものの、植物園と言うより山です。 また、六甲山と言っても標高が低いところにあるので夏場は普通に暑いです。 例の六甲山クーラーは効いていないので、歩きやすく暑さを調節できる服装をお勧めします。
ここはシアトルの森と呼ばれる場所です。 神戸とシアトルの姉妹都市提携15周年を記念して造られたものです。 シアトルにちなんだアメリカ産の木々が植えられています。 森林植物園では他にもヨーロッパ区やアジア区など、その地域原産の木々ばかりを植えたエリアが造られています。
画像は長谷池です。 シアトルの森から少し下ったところにあります。 撮影時期が悪くて一年で最も見映えがしない頃の写りとなってしまっています。 ただの汚い池に見えますが、初夏の手前ではカキツバタが一面に咲きます。 秋は紅葉が素晴らしいと言われます。
長谷池の近くに売店があります。 ここではカレーやおでんなどの軽食を食べられます。 森の中にひょっこりある感じで、たたずまいというか雰囲気が良いですね。
右の画像は売店近くの傾斜面を眺めたところです。 このようにハイキングの方々で賑わっています。 この森林植物園も六甲山の数あるハイキング・コースの一つです。 団体で来ている人もいれば、小グループで来ている人もいます。 この辺りまで来ると普通の人は歩き疲れた顔をしていますが、ハイキングの人は皆さん清々しい顔をしています。 面白い違いです。
園内の所々にトイレが設置されています。 この手の施設の中では多く設けられている方で、しっかりしています。 園内で迷いさえしなければトイレで困ることはないでしょう。 画像のトイレはあじさい園と長谷池の中間辺りにあるものです。 車椅子対応のトイレも設けられています。
さて、今度はところ変わって多目的広場・スポーツ広場の紹介です。 位置は駐車場近くの分かれ道のところまで一気に戻ります。 その分かれ道から多目的広場・スポーツ広場方面へ進むと、この階段が見えてきます。 階段を上がると多目的広場です。
多目的広場を見渡したところです。 ここはとても広く、面積にして約3haあるとされます。 同じくらい広い垂水健康公園の中央芝生広場が約2haです。 神戸市内の芝生広場としてはこの多目的広場が一番広いところになるのかも知れません。 画像中央に小さく写っているのは遊具です。 滑り台やターザンごっこができる遊具があります。
なお、画像はありませんが、もう一つのスポーツ広場はこの多目的広場に隣接しています。 サッカー・ゴールなどを備えたグラウンドになっています。 ただし、基本的には団体用で、使用するには管理事務所への事前申し込みが必要になります。
地図
神戸市立森林植物園の地図です。 六甲山から下って行くよりも、国道428号線を小部峠で曲がって六甲山へ登って行くコースの方がお勧めです。
公式サイト
種別 | 公式 |
サイト名 | 神戸市立森林植物園(神戸市公園緑化協会) |
運営者 | 神戸市公園緑化協会 |
URL | http://www.kobe-park.or.jp/shinrin/ |
補足 | 開花状況を確認できます。 |
あとがき
あじさいの森林植物園です。 あじさいはジメジメしたイメージがあって好きな花ではないのですが、シチダンカは凄く良かったです。 背景のロマンが良いですし、見た目の素朴さにも魅せられます。 あと、緑がとても綺麗な頃に行ったのは良かったのですが、その緑の勢いが画像の色味に影響してしまっています。 どうも全体的に緑と青のバランスが崩れているように感じます。 カメラと画像処理は奥が深いですね。
更新履歴
更新日 | 更新内容 |
2011年7月8日 | 新規作成 |