神出ぶどう園
場所: 兵庫県神戸市西区
作成日: 2011年7月4日
更新日: (なし)
カップル向き | タイプ | ファミリー向き | ||
混雑 | 混雑度 | 閑散 | ||
人工 | 自然度 | 自然 | ||
不便 | 利便性 | 便利 | ||
悪い | アクセス性 | 良い |
駐車場情報
ぶどう園近くの未舗装の空き地が駐車場になっています。 「ぶどう狩り 駐車場」と表示があるところに駐車すれば大丈夫です。 駐車場(空き地)は数ヵ所あります。
規模 | 中規模 |
空き具合:平日 | 空いています。 |
空き具合:休日 | 空いています。 |
料金方式 | |
入庫可能時間 | 農園開園時間内 |
料金 | 無料 |
割引 | なし |
備考 |
ワンポイント・アドバイス
期間限定(8月中旬〜9月下旬)です。 予約は不要ですが、開園時期が短くその年の天候にも左右されるので公式サイトで開園状況を確認しておきましょう。
紹介
googleストリート・ビュー画面は県道175号線を南の明石側からずっと北上してきたところです。 画面のすぐ手前にある信号のない交差点(丁字路)を右折し、数百メートル進むと「ぶどう狩り」の看板やのぼりが見えてきます。 そこで右折し損ねると西濃運輸の側を通りますが、そこまで行くと行き過ぎています。 ナビがあるなら「兵庫県立神出学園」を目的地に設定すれば、神出ぶどう園のすぐ近くまで行くことができます。
画像は県道175号線から横道に入り、数百m走ってきたところです。 神出ぶどう園の近くまで来るとこのような感じで表示があります。 駐車できる場所は数ヵ所あるので、混み具合を見ながら好きなところへ駐車します。
ちなみに、「神出」は「かんで」と呼びます。 この辺りは神出町という地名で神戸市内ですが、西区の最外周に位置しています。 その神出町は三木市と隣接する市境となっているので、少し進めば三木市に入ります。
神出ぶどう園の全体を見渡したところです。 白く見えるのはぶどう畑にかけられた雨よけのビニールです。 ぶどう園はなだらかな丘の斜面に造られるのが一般的です。 日光をできるだけ浴びさせて水はけを良くするためだそうです。 しかし、よく見ると手前にもビニールがかけられたところがあり、ここにもぶどう畑があります。 これは神出ぶどう園がユニバーサルデザインとしているもので、身体が不自由な方が斜面を登らなくてもぶどう狩りを楽しめるようになっています。 植物相手なので難しいことが多いでしょうけども、このような取り組みは大変素晴らしいことだと思います。
売店の建物です。 ここで入園料を支払います。 大人1,000円、小人600円です。 入園料とは別に、保証金(100円)を預けると木からブドウの房を切り取るためのハサミを貸して貰えます。 房は手でもげないこともありませんが、ハサミでやった方が良いので借りておきましょう。
それと、ここではお土産用のブドウを売っています。 スーパーで売っている市価より安いので、お買い得です。 ただ、ここで売っているブドウはぶどう狩りで使っているぶどう畑とは違うところで収穫したブドウのようです。 というのも、ぶどう狩りのぶどう畑のものとは味が違います(売店では試食できます)。 ぶっちゃけ、この売店のブドウの方が美味しいです。 ということで、ブドウをお土産用に持って帰るなら、自分で獲ったものを量り売りで買って帰るよりこの売店で買って帰るのが良いです。
売店の裏側にはちょっとした休憩スペースがあります。 画像では写っていませんが、ここにはトイレもあります。 ぶどう畑には簡易トイレしかないので、簡易トイレが嫌な方はここで済ましておきましょう。
ここからぶどう畑に入って行きます。 なだらかですが、斜面を登っていくので少し汗ばみます。 画像の中央当たりに小屋が見えますが、この辺りにはぶどう畑とは別にいちじく畑があります。 そのイチジクを小屋で売っています。
途中、句がしたたまれた掲示があります。 一つ目と二つ目は注意・警告、三つ目は品質説明というところでしょうか。 神出ぶどう園のブドウの品種はゴールデンベリーAなので種なしです。 通り一辺倒な注意書きよりも味があって面白いですね。
開放されているぶどう畑の前にテントが張られています。 獲ったブドウはここで量り売りにて持って帰ることができます。 ただし、味だけで判断すれば前述した通り売店のブドウを買って帰った方が良いです。 思い出込みで考えれば、みんなで獲ったブドウを量り売りで持って帰るというのもそれはそれで楽しいでしょう。
テントの横に簡易トイレと手洗い場が設けてあります。 その横にプラスチック製のバケツとボールが並んでいますが、この2つとハサミを持ってぶどう畑に入って行きます。 あともう1つ、重要なアイテムであるゴザをここで借りることができます。
ぶどう畑を下から見上げたところです。 遠くから眺めた際はなだらかに見えましたが、真下から見てみると急な勾配になっています。 それと、ブドウの木の背丈があまりないので、大人は腰を屈めて登らないといけません。 腰の悪い年配の方をお連れしている場合は、下手にあるユニバーサルデザインのぶどう畑を手配することをお勧めします。
いよいよ、ぶどう畑です。 黒いのがブドウです。 見ての通り、無造作にボコボコとなっています。 本当に凄い量のブドウがなっています。 等間隔で支柱が立っていますが、そうでもしないとブドウの木の細い幹では自重を支えられそうにありません。 よく見ると、ブドウの木自体は木というよりツルに近いような感じです。 実際のところ、ブドウはつる性(蔓性)植物に該当するのだそうです。
ブドウをアップで写したところです。 品種はゴールデンベリーAです。 画像では巨峰やピオーネのように果実が丸っこいブドウのようですが、手に取って見ると卵形に近い形をしています。 このゴールデンベリーAはマスカットベリーAという有名な品種に種無し処理をしたもので、高い糖度と実がなる期間が長いのが特徴とされます。
それで、神出ぶどう園のゴールデンベリーAの正直な味は甘酸っぱいです。 甘いという感じではないので、スーパーに売っているブドウの甘さを期待してはいけません。 市場に流通するブドウのような高い糖度を出すには色々な手間暇をかけないといけないのでしょうけれども、観光農園では採算面からそこまでやらないというのが実情ではないでしょうか。 その代わり、大人1,000円という料金で新鮮なブドウを食べ放題(時間無制限)という楽しさを提供してくれています。 もちろん、スーパーのブドウほど甘くはないというだけで、決してマズくはありません。 自然な味がして美味しいくらいです。
ぶどう畑を上から見下ろしたところです。 神出ぶどう園のぶどう狩りのスタイルは、この様に思い思いの場所にゴザを敷いてブドウを食べるというものです。 ブドウの葉っぱが茂っており、残暑が厳しい中で長時間居てもそれほど暑くありません。 緑のカーテンならぬ、緑の天井です。
ぶどう畑前のテントで借りたアイテムはこの様に使います。 バケツに汲んだ水で汚れを落とし、食べ終わった皮は網に入れておきます。 あと、このバケツの水を冷やす保冷剤のようなものを持って行っておくと良いです。 というのも、当然ながらブドウは冷えておらず、ぬるいです。 フルーツは冷やした方が美味しいです。 なので、保冷剤で冷やした水にブドウを漬け、冷やしながら食べると美味しく頂けます。 ただし、ブドウは一房ずつ取って食べるように言われます。 大きなクーラーボックスに氷を詰め、その中に大量のブドウを詰めて食べるという様なやり方は御法度です。
地図
神出ぶどう園の地図です。 googleマップには表示がありませんが、位置は「老ノ口いも掘り園」の側です。
公式サイト
種別 | 公式 |
サイト名 | 神戸市観光園芸協会(ぶどう狩り) |
運営者 | 神戸市観光園芸協会 |
URL | http://www.kobe-kanko-engei.jp/ |
補足 | 開園状況を確認できます。 |
あとがき
本文では「あまり甘くない」、「甘酸っぱい」と書きましたが、それを差し置いても楽しいです。 ゴールデンベリーAや種無し巨峰、ピオーネといった大型のブドウは高級果実というイメージがありますが、それを食べ放題となるとやっぱりワクワクしてしまいます。 あと、小さいお子さんには、ブドウが木に沢山なっているところを見るのは良い勉強になるはずです。 ブドウがわっさわっさとなっている様は迫力があるので、素直に喜んでくれることと思います。
更新履歴
更新日 | 更新内容 |
2011年7月4日 | 新規作成 |