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富士ご来光登山の必要物リスト

作成日: 2013年10月2日
更新日: (なし)

はじめに

今年も富士山に登ってきました。 昨年は暴雨のため本8合目で引き返すことになりましたが、今年は頂上まで辿り着くことができました。 しかし、頂上には暴風のため5分と居られず、即下山となって頂上でのご来光はまたのお預けとなりました。 今年もエクストリーム富士山だったのでした。

さて、2回の富士登山で装備の見極めがついたので、これから準備される方の一助になればとリストを作りました。 決定版と言いふらせるほどの自信作です。 前提としているスタイルは次の通りなので、やろうとしていることと合っているかを確認の上、ご参考ください。

  • 弾丸登山(山小屋には泊まらない)
  • ご来光登山(夜間登山)

表の見方の説明です。 「要否」の◎は「必須」、○は「ある方が良い」、△は「なくても良い」、×は「不要」です。 ◎だけ揃えれば弾丸登山の装備としては充分で、○まで揃えると万全です。 「共通」に○が付いているものは、パーティーの中で誰か一人が持っていれば良い「共通装備」を指します。 「参考例」のアイテムは全てmont-bellの製品から選んでいます。

ウェア(着衣)

まずはウェアからです。 レインウェアとレインパンツが最重要アイテムで、降雨時に備えてしっかりしたものを選んでおきましょう。

アイテム名 要否 共通 説明 参考例
帽子 キャップ、ハット、サンバイザーなど。降雨時はつばが雨よけになる。 フィールドバイザー
ネック・ゲイター 頂上での寒さ対策、タオルでも代用できる。 スーパーメリノウール ネックゲーター ロング
レインウェア 防水性が高いものを選ぶ。本8合目からは防風着(ウィンド・ストッパー)としても使う。 フレネイパーカ Men's
レインパンツ 防水性が高いものを選ぶ。着脱が容易なサイドが開くタイプがお勧め。 ストームクルーザー パンツ Men's
アンダーウェア 化繊やウールのもので綿は厳禁。汗の蒸散と保温のため半袖上着の下に着用する。 スーパーメリノウール L.W.ラウンドネックシャツ Men's
半袖上着 5合目から着用、化繊の速乾素材が良い。 クール ハーフスリーブジップシャツ Men's
長袖上着 8合目から半袖上着の上から着用、薄手のジャージなど。 ジオライン 3Dサーマル ジャケット Men's
フリース上着 9合目から着用、頂上でのご来光待ちの寒さ対策に。 トレールアクションジャケット Men's
薄手ダウンジャケット 頂上でのご来光待ちの寒さ対策、レインウェアとフリース上着で充分なら不要。 EXライトダウンジャケット Men's
スポーツ・タイツ 筋肉の疲労軽減と見た目のコーディネートに。ワコールのCW-Xが人気。 サポーテックライト タイツ Men's
パンツ/スカート ロングでもショートでも可。動き易いもの。 ノマドショーツ Men's

ギア(装備)

次はギアです。 細々としたものが多いですが、◎のものはしっかり準備しましょう。

アイテム名 要否 共通 説明 参考例
バックパック 30〜40リットルを選ぶ。ハイドレーション装備可能なものがお勧め。 キトラパック 40
バックパック用レインカバー 降雨時になければバックパック内部がビシャビシャになる。 ジャストフィットパックカバー40
防水バック 降雨対策でウェアを入れる。大を1つより、小を複数にした方が取り出し易い。 アクアペルスタッフバッグ 3L
アンダー・グローブ
(手袋)
濡れても冷たくなり難いウールの手袋がお勧め。 ウール マウンテングローブ
オーバー・グローブ
(手袋)
アンダー・グローブの擦れ防止、浸水するものだと予め割り切っておく。 オーバーグローブ
止水リストバンド 降雨時にレインウェアの袖口から雨水が浸水するのを防ぐ。 アクアテクト リストバンド
登山靴 ハイカットで防水性の高い皮革アッパー、かつゴアテックス・ライナーが良い。 アルパインクルーザー 2500 Men's
登山用靴下 ウールの中厚手のもの。 メリノウール アルパイン ハイソックス
レッグ・ゲイター
(スパッツ)
降雨時にレインパンツ裾口から登山靴への浸水を防ぐ。 GORE-TEX ライトスパッツセミロング
ストック
(トレッキング・ポール)
下山時の膝への負担軽減、金剛杖でも代用可能。 アルパイン ポール カムロック
ヘッドライト 頭に付けて目線の先を照らす。 パワー ヘッドランプ
クリップライト バックパックの肩紐に付けると視界が広がるのでお勧め。
手持ちライト ガスが濃い場合に先頭の者が使う。 ソロ
ミニ・ライト 常時点灯のミニLEDライトをバックパック背面に付けておくとパーティーを識別し易い。
汗ふきタオル 5〜7合目までは汗ばむのでコンパクトなものを持っておく。 マイクロタオル ハンド
サングラス × ほぼ夜間登山なので不要。 PLトレッキンググラス
マスク 下山道の砂埃対策として。風邪用マスクで良い。
地図 目標ペースを書き込んだものを持っておく。
地図ケース 降雨時でも使用できる防水仕様のものが良い。 ロールアップ マップケース M
ハイドレーション・バッグ バックパックを降ろさずに水を飲めるので便利、タイムリーな水分補給が可能に。 アンチドートリザーバー 2.0L
水・スポーツドリンク 成人男子で2リットルあれば良い。山小屋でも調達可能。
行動食 カロリーメイトのようなスティック・タイプが良い。おにぎりは外装を剥がすのが億劫。
エナジー・ジェル Shotzのようなカフェイン入りを持っておくと心強い。
緊急キット 絆創膏、三角巾を入れておく。
エマージェンシー・シート 万が一の場合の最低限の準備として。 エマージェンシーシート
鎮痛剤 捻挫、膝痛、高山病の一時しのぎのためにロキソニンなどを持っておく。
酸素缶 × 高山病には医療用高濃度酸素でないと効果がないので荷物になるだけ。
小銭 山小屋トイレと軽食用に100円玉で2,000円分ほど準備する。
デジカメ 記念写真用に。
心拍計・高度計・GPS 記録用に。
モバイル充電電池 スマートフォンやGPSの充電用に。
大きなゴミ袋 降雨時の下山後に濡れた荷物を一式入れる。

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2013年10月2日 新規作成