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映画の半券と神戸の映画館

作成日： 2013年8月17日
更新日： （なし）

シネモザイクの閉館と映画の半券

先日、再開発されて新しくなったモザイク（umie）へ初めて行きました。 その時、シネモザイクが閉館していることを知ってとてもショックを受けました。 モザイク周辺の再開発に合わせて2013年4月7日をもって21年間の営業を終了していました。 umieの中にOSシネマズ 神戸ハーバーランドとして生まれ変わった形ですが、私の青春の1ページに間違いなく登場する映画館がなくなってしまったのは悲しかったです。 閉館前に行けなかったことが残念でなりません。

シネモザイクのショックから過去が懐かしくなりました。 私は自分が観に行った映画の半券を大事に取っています。 俺様の俺様による俺様のための俺的歴史コレクションです。 シネモザイクにいつ、何を観に、何回くらい行ったのかを確認したくなって半券を整理することにしました。

半券は経年により消え易い熱転写で印字されていることが多いので、表面の印字が消えても良いようにペンで裏書きしています。 とても地味ながら重要な作業です。

映画館では入場後に半券をさっとしまい、帰宅後に裏書きして専用の空き缶へ保管するまでが私の映画鑑賞です。 保管し損ねたものや裏書き忘れで印字が消えて何を観たのか分からなくなったものもあります。 それでも9割程度は収集・保管できていると思います。

神戸の映画館

映画の半券を頑張って整理して、ネットでちょこっと調べ物をして驚きました。 若い頃によく行った神戸の映画館は全て閉館（廃館）になっていました。 三劇もシネフェニックスも何もかもです。 109シネマズ HAT神戸のように新しくできた映画館やシネモザイクのように後継のものに取って代わられたものもありますが、映画館商売が実に厳しいことが窺えます。

ともかく、改めて見返すと半券のいくつかからは当時の思い出が甦って来ます。 「耳をすませば」は高校生の時に初めて女の子と観に行った映画です。 たぶん、それが嬉しくて記念に半券を取っておいたのが収集の始まりだったのでしょう。 サブリナを男2人で観に行って店員にクスクス笑われてムカついたこと、セブンの途中で彼女が怖さのあまり泣いてしまい私も何故か泣いてしまい恥ずかしかったこと、スター・ウォーズの先行ロードショーで劇場用ポスターをかっぱらって帰ったことなんかもありました。 他人様には何の役にも立たないものですが、私にとってはかなり楽しめる俺的歴史コレクションです。

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