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T-falの電子ケトル(フォブール 1L)

作成日: 2013年8月16日
更新日: (なし)

今更の電子ケトル

T-falの電子ケトルを買いました。 いつもきっかけは唐突に訪れます。 ある日のこと、ボスが電子ポットに水を補充しました。 いつもは私が補充するのですが、極たまにボスがやることがあります。 「たまに」とか「珍しく」という場合、何かが起きる可能性が高まります。 その時もボスがたまたま補充をして、例のものを発見してしまったのでした。 例のものとは、電子ポットの底に溜まった石のような塊です。 私がずっと見て見ぬふりをしていたアイツがボスに見つかってしまったのです。 「汚い!気持ち悪い!ありえない!」という鶴の三声で電子ポット買い換え命令が発令されました。

当初は電子ポットの買い換えで考えていましたが、この際、電子ケトルにしてはどうかという話になりました。 半年くらい前からボスの実家がT-falの電子ケトルを使っていて、なかなか調子が良いと好評を聞いていたのでした。

  • 湯が新鮮
  • 電気代の安さ

「湯が新鮮」というのはボスの意見です。 「水が新鮮」なら分かりますが、「湯が新鮮」なんて聞いたことがありません。 電子ケトルは湯を使う時に湧かす形になるので、水質ならぬ湯質が綺麗だということらしいです。 いつ補充されたのか分からない水が底に溜まった例の石と一緒に保温され続けているなんて不気味だという話です。

私が心を奪われたのが「電気代の安さ」です。 素人計算では数年で元が取れることになりました。 T-falの電子ケトル フォブール 1Lとタイガー魔法瓶の最新型省エネ電子ポットのとく子さんを比較しました。 とく子さん 2.2Lの年間消費電力量は「211kWh/年」でした。

一方のフォブール 1Lは定格消費電力(W)が「1,250W」で1Lの水を湧かすのに「4分49秒(約0.08時間)」かかるとあったので、1Lを1回湧かすのに必要な積算電力量は「1,250W×0.08」で「0.1kWh」となります。 1Lを1日2回湧かすとすれば「0.1kWh×2」で、これに1年間の365を掛ければフォブールのひとまずの年間消費電力量は「73kWh/年」と求めることができます。 とく子さんの「211kWh/年」とフォブールの「73kWh/年」に電気代の平均単価「1kWh=22円」を掛ければ年間電気代が出ます。

  • とく子さん 2.2L ・・・ 211kWh/年=4,642円
  • フォブール 1.0L ・・・ 73kWh/年=1,606円

如何でしょうか? 計算では最新型の省エネ電子ポットと比べても年間3,000円程度の差額が出ます。 フォブールを使ってみると、我が家では1日に1Lの湯を2回も湧かすことはありませんでした。 朝のコーヒー(マグカップ)を作るために0.7Lを湧かすだけなので、実際のフォブールの電気代は計算よりもっと安いはずです。 湯をもっと使う家庭では差が縮まりますし、何より毎回湧かす手間を省ける電子ポットは魅力があります。 でも、我が家のように1日1回程度の使用であれば、魅力と思える額の電気代を節約できそうです。

フォブール 1L

T-falフォーブールの箱の画像

購入したのはT-falの フォブール 1Lです。 たまに麦茶を作ることもあるので1Lの容量は欲しいというのと、見た目の無難さでフォブールにしました。 Amazon.co.jpで4,418円でした。

象印やタイガーの電子ケトルも検討しましたが、どちらも見た目がダサ過ぎて却下となりました。 日本製の多彩な機能にはそそられましたが、見た目のセンスのなさが致命的でした。

T-falフォーブールの画像

見た目はなんとなく鳩っぽいです。 使い方は簡単で、水を入れて専用の台に載せてスイッチを入れるだけです。 本体の横が半透明になっていて、どの程度水を入れたのかが分かるようになっています。 仕様の容量は1.0Lですが、実際には1.5L程度の空間があって沸騰してグツグツしても吹きこぼれないようになっています。

T-falフォーブールの裏面の画像

本体の裏面です。 台にある黒い突起をこの黒い穴へ差し込む格好になります。 「突起と穴を合わせ辛い」という口コミレビューを見ましたが、私は難しいとは感じません。 朝の寝ぼけた状態でもパツイチで合わせられます。

T-falフォーブールの使用時の画像

水を湧かしているところです。 水を入れて取っ手のスイッチを押すと、スイッチが薄紫色になって沸騰が始まります。 沸騰し終わると、「カシッ」と音がしてスイッチがオフ側に動いて電源が切れます。

使ってみた感想ですが、湯が沸くのは思ったより早いです。 0.7L程度の水なら感覚的には2分かかりません。 朝の寝起きにキッチンに入り、最初にセットすればコーヒーを入れる準備の前には湧いてしまいます。

それと、私はペーパードリップでコーヒーを入れるので、ケトル(やかん)の形が湯を注ぎ易いという利点もありました。 それまで使っていた電子ポットにも「ドリップ機能」はありましたが、ケトルの方が微調整がし易いですし、様にもなります(誰も見ていませんが)。

今回は少なくとも5年は使っていた電子ポットからの乗り換えとなりました。 戸惑ったのは最初の1日だけで、今ではすっかり電子ケトルに馴染んでいます。

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更新日 更新内容
2013年8月16日 新規作成