CUPSでRICHO imagio MP C4500を使う設定
作成日: 2013年1月31日
更新日: (なし)
CUPSの設定
REHL 6.3のCUPSからRICHO imagio MP C4500を使って印刷する設定の紹介です。 CUPSは1.4.2です。 私の環境のimagioはLAN接続のMP C4500ですが、imagioのMPシリーズならどれでも適用可能でしょう。
CUPSの設定に先だってPPDファイルを入手しておく必要があります。 imagioのPPDファイルはRICHOのRICOH Pro/IPSiO SP/imagio MP シリーズ Linux CUPS用 PPDファイルというページからダウンロードできます。
本題の設定です。 RHEL 6.3のCUPS 1.4.2では設定項目は多くないものの、すんなり設定できませんでした。 具体的はCUPSからimagioをどのプロトコルを使ってどのようなURIで記述してやれば良いのかが分かりませんでした。
マニュアルやネットを見てもコレといった情報を見つけられなかったので、ダサしと思いながらもRICHOのサポートに問い合わせました(このページはその時の単なる問い合わせメモなのです)。
使用可能なプロトコルとURI記述
回答は直ぐに返ってきました。 imagioとして使用可能なものは4つで、その4つのプロトコルごとのURIの記述は次のようになるということでした(例はimagioのIPアドレスを192.168.0.1とした場合のURI記述)。
インターネット印刷プロトコル(ipp)
ipp://192.168.0.1
AppSocket/HP JetDirect
socket://192.168.0.1
LPD/LPRホストまたはプリンター
lpd://192.168.0.1
Windows Printer via SAMBA
smb://192.168.0.1/impc4500
WindowsでLAN接続プリンターを設定する時によく使う「Standard TCP/IP Port」の接続は「AppSocket/HP JetDirect」に該当するということでした。 「Windows Printer via SAMBA」は「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンター共有」です。
漢の直感で上の2つを除き、まずはippでの接続を試しましたが上手く行きませんでした。 nmapでポート・スキャンすると、私の環境のimagioはippの631番ポートをListenしていませんでした。
LPD/LPRの515番ポートはListenしてくれていたので、「LPD/LPRホストまたはプリンター」を指定すると上手く接続できました。
左の画像はCUPSの「プリンターの追加」のウィザードのキャプチャーです。 URIの記述はウィザードの例ではなくてRICHOサポートの回答通りの記述で接続できました。
私の環境のimagioで「LPD/LPRホストまたはプリンター」を指定する場合は「lpd://プリンターのIPアドレス」だけの記述で良く、例のように「/queue」という記述は不要でした。
Linuxのこの手の情報はなかなかドンピシャなものがなくて苦労します。 RICHOサポートには感謝です。 imagioがテスト・ページを印刷してくれた時は少しはしゃいでしまいました。
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2013年1月31日 | 新規作成 |