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EPSONプリンター EP-902Aの電源が入らない!

作成日: 2012年12月22日
更新日: (なし)

電源が落ちません&入りません

プリンターがぶっ壊れました。 感情を込めない表現にするなら「静かに逝った」という壊れ方でした。 プリンターはEPSONのEP-902Aです。 電源が入らないという症状で、最終的には有償での基盤交換で直りました。 ぶっ壊れてから直るまでのレポートです。

EP-902Aのエラーの画像

EP-902Aのスキャナー機能を使おうとスキャナー・ツール(EPSON Scan)を起動すると、見たことのないエラーが表示されました。 仕事柄、コンピューターのエラーを見慣れているせいで「×」とか表示されても何も感じなくなっています。 「あっそ」という感じです。

ともかく初めて見るエラーでした。 EP-902AとパソコンはUSB接続で使っています。 私のパソコンはスリープを繰り返すとUSB接続が上手く行かなくなることがあるので、最初は直感的にそのためかと考えました。 しかし、違いました。 USBケーブルを繋ぎ直しても反応がありません。 パソコンがEP-902Aをデバイスとして認識していませんでした。

EP-902Aの電源ボタンの画像

こういう時は電源のON/OFFです。 しかし、違いました。 何が違ったかと言うと、電源ボタンが電源ボタンでなくなっていました。 電源ボタンを押しても電源が落ちません。 そんな電源ボタンは電源ボタンに非ずと断言できます。 長押ししようが連打しようが電源が落ちませんでした。

「電源が落ちない」というのはLEDの電源ランプが点灯していたのでそう判断していました。 その状態で操作パネルを触っても反応がなかったので、後から考えればこの時点で壊れていたのでしょう。 それでは電源ランプの点灯はなんだったのでしょうか。 「神のみぞ知る(God Only Knows)」です。

最近、こういう時はマニュアルを確認するようにしています。 マニュアルにはこのように書いていました。

困ったときは

トラブル対処
電源・操作パネルのトラブル

電源が切れない

電源ボタンを少し長めに押してください。
それでも電源が切れないときは、電源プラグをコンセントから抜いてください。 その後、プリントヘッドの乾燥を防ぐため、電源を入れなおして電源ボタンでオフにしてください。

ちゃんと一項目設けられていました。 電源が落ちないことなんてあるんかいと思いましたが、結構あるようです。 対処方法は「電源プラグを抜いてください」だったので、電源ケーブルを抜きました。 当然ながら電源が落ちて電源ランプも消えました。

やりたかったことは電源ON/OFFです。 電源ケーブルを挿して電源ボタンを押してやりました。 今度は電源が入りません! さっきまで電源が落ちなくて困っていたのに今度は電源が入らなくて困ることになっています。 「!?」です。 一瞬、自分を疑ってしまいました。 大丈夫です。 壊れているのはプリンターであって私ではありません。 こういう時もマニュアルを確認です。 電源が落ちません編でマニュアルを開いたままだったので、直ぐに確認できました。

困ったときは

トラブル対処
電源・操作パネルのトラブル

電源が入らない
電源ランプが点滅・点灯しない

電源ボタンを少し長めに押してください。
電源プラグをコンセントにしっかりと差込んでください。
壁などに固定されているコンセントに直接接続してください。

電源が落ちません編と変わり映えがしません。 もうちょっと何か欲しいところです。 しかし、何をどうやっても再び電源が入ることはなかったので、修理に出すことを考えました。

修理サービス

EPSONのサイトに修理サービスのページがありました。 無償保証期間を過ぎていても修理をしてくれることが分かったので修理に出すことにしました。

気になる修理費用についてです。 EPSONのページには「修理料金」としてちゃんと費用が記載されていました。 EP-902Aの修理料金は一律11,500円でした。 安くもなく高くもなく微妙というか絶妙です。 EP-902AはAmazon.co.jpにて24,516円で購入していました。 買ってからぶっ壊れるまでの使用期間は2年10ヶ月です。 修理費用に11,500円出すなら更に15,000円程を出費して新品に買い換えてはどうかという案が頭を過ぎります。 結局、11,500円で修理にしました。 理由はEP-902Aの最新現行品となるEP-905Aが少し高かったからです。 Amazon.co.jpでは30,500円でした。 壊れたEP-902Aには何の不満も感じていませんでした。 ただ静かに逝っただけです。 そんな勝手に逝っちまった奴のために30,500円を出費する気にはなれませんでした。 できるだけ最小限の出費という選択となり、11,500円の修理にしたのでした。

EP-902Aが対応している修理サービスは3つがありました。

  • 引取修理 ・・・ 11,500円に往復送料1,575円追加、梱包材提供
  • 送付修理 ・・・ 往路送料負担(?円)、梱包材自己調達
  • 持込修理 ・・・ 大阪・日本橋までの気合い

今回は持込修理にしました。 追加費用云々というより、引取修理と送付修理は面倒臭そうでした。 運送業者さんと引取り時間を摺り合わせたり、梱包材を探して詰め込んだりと想像しただけで数日が過ぎてしまいそうでした。 持込修理は大阪・日本橋に窓口があり、土曜日も開いていたことが決定打となりました。 それなら車の助手席にEP-902Aを放り込んでアクセルを踏むだけです(正確にはハンドルを切ってブレーキも踏みますが)。 ドライブがてら日本橋へ行くことにしました。

夜の大阪・日本橋電気街の画像

画像は日本橋の電気街です。 日本橋に行くのは学生の時以来で超久しぶりでした。 窓口の住所は「日本橋東」だったのですが、ナビには「日本橋」と見間違えて設定していてなかなか辿り着けないというハプニングがありましたが、些細なことです。

エプソンサービススポット大阪日本橋前の通りの画像

窓口は電気街から二本ほど筋に入った場所にありました。 スマホで撮影しているので写りが悪いのですが、黒い車が止まっているところがエプソンサービススポット 大阪日本橋です。 画像の真ん中辺りに通天閣が見えているところがザ・大阪を感じさせます。

エプソンサービススポット大阪日本橋の画像

エプソンサービススポット 大阪日本橋の門構えです。 小綺麗な感じです。 到着したのが土曜日の営業終了時間18時ギリギリ前になってしまったのですが、ちゃんと受け付けて頂けました。 とてもありがたかったです。

エプソンサービススポット大阪日本橋内部の画像

中の様子です。 この奥で技術員の方が修理作業を行っているようでした。 色々な機種が置いてあり、幅広く対応していることが窺えました。 受付のフロントは画像の左側です(写ってはいません)。

壊れたEP-902Aは直ぐに見て頂けました。 「電源が入らない現象を確認しました。ただ、今日は作業できないので一旦引き取らせてください。」という回答でした。 既に営業時間を過ぎているので当然です。 平日の営業時間内には日本橋へ行けないので、修理完了後の自宅送付をお願いして撤収しました。

修理結果

返ってきたEP-902Aの画像1

修理はあっという間でした。 土曜日の夕方に持ち込み、翌週の火曜日には届きました。 配送時間を考えると土曜日と月曜日の1〜2日で修理されたようです。

返ってきたEP-902Aの画像2

梱包材は日通のパソコンポが使われていました。 ちなみに、このサイズのパソコンポの梱包材は2,000円でした。

さて、肝心の修理結果です。 電源はもちろんしっかり入るようになっていました。 気になるのは修理内容、壊れた原因です。 修理報告書にはこのように書かれていました。

修理報告書

故障状況
電源入らず

診断内容
【現象の確認】電源が入らない現象を確認しました。
【原因】メイン基板の故障が原因でした。

処置内容
【修理内容】メイン基板の交換・印刷テスト・動作チェック
【お願い】メイン基板の交換によりUSB-IDが変更されています。 そのためプリンターをパソコンに接続された際、「新しいハードウェア」として認識されます。 詳細は添付の資料をご確認ください。

ISW11Fの故障の時と同じくまたしても基板が原因ということでした。 3年弱の使用で壊れるような基板ってどうやねんと思いつつ、復活したEP-902Aを見て嬉しく思いました。 常に動いていたものが動かなくなるというのは気分が悪いものです。 なお、修理報告書には3ヶ月以内に同一箇所が故障した場合は無料で修理すると書かれていました。

更新履歴

更新日 更新内容
2012年12月22日 新規作成