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ネイチャーパークかさがた(兵庫県多可郡)

作成日: 2012年12月21日
更新日: (なし)

ネイチャーパークかさがた

初秋の10月にネイチャーパークかさがたへ行ってきました。 兵庫県多賀郡にあるアウトドア施設で、コテージ宿泊やテント宿泊、日帰りバーベキューなどができるようになっています。 静かで落ち着いた雰囲気の良いところでした。 実際に利用したコテージ宿泊を中心に紹介します。

場所は加西市の北にある笠形山の麓です。 少し馴染みがない場所かも知れませんが、神戸からでも高速を乗り継げば2時間強で行けます。 「ネイチャーパークかさがた」という名前は近年付けられたもののようで、以前は「多賀町笠形山自然公園センター」と呼ばれていたようです。 Googleマップでも多賀町笠形山自然公園センターでないと表示されません。 施設の看板にも「兵庫県立 笠形山自然公園センター」と書かれたままのものがありました。

管理棟とその周辺

ネイチャーパークかさがたの管理棟の画像

とても立派な管理棟です。 画像の右側手前が駐車場になっています。 バーベキュー用コンロや炭などはここで借ります。 バリアフリーの綺麗なトイレが設置されていて便利でした。

ネイチャーパークかさがたの管理棟内部の画像

管理棟の内部です。 受付はここでします。 コンロや炭はここで借りることはできます(有料)。 肉は販売があるようですが、野菜やその他の生鮮食料品は自分達で購入して持ち込む必要があります。 他には喫茶店が併設されていました。 コーヒーやちょっとした軽食なら喫茶店で食せます。

ネイチャーパークかさがたのバーベキュー・サイトの画像

管理棟の裏にあるバーベキュー・サイトです。 日帰りバーベキューの場合はここが利用場所となります。 芝生が綺麗に敷かれていて、そこそこの広さがありました。 なお、画像が暗いのは撮影時の天気が悪かったためです。

ネイチャーパークかさがたの中ノ谷川の画像

施設の側には中ノ谷川という川が流れていて、そこであまご釣り(有料)ができるようになっています。 画像の右側に写っている池ではあまごの手づかみができるそうです。 ただ、私が行った時は何とか病が発生したとかで、あまご関係の各種アクティビティーは中止になっていました。

ネイチャーパークかさがた対岸のブライベンオオヤの画像

川を挟んだ対岸にいくつかのコテージが並んでいました。 ここはネイチャーパークかさがたとは全く関係のない「ブライベンオオヤ」という施設です。

案内板には「私有地」と書かれていましたが、後から調べると多賀町が運営する公共施設でした。 滞在型市民農園という形態の施設で、小さな農園付のコテージを年単位で借りることができるそうです。 ほとんどのコテージの前には車が止まっていたので施設の稼働率は高そうでした。 今日日の自治体は色々なことをやっているのですね。

コテージ

ネイチャーパークかさがたのコテージ正面の画像

コテージの紹介です。 ネイチャーパークかさがたにはコテージが3棟しかありません。 管理棟の規模からするとこぢんまりした感じがしました。 コテージは固定型でしっかりした造りでした。 屋根に載っているパネルは太陽光でお湯を沸かす装置です。

ネイチャーパークかさがたのコテージ側面の画像

コテージの側面です。 右奥に見えているのが管理棟です。 コテージの屋根は管理棟と同じ様に造りが急勾配になっています。 冬場になるとこの辺りは雪が積もるようなので、その積雪対策でしょうか。

ネイチャーパークかさがたのコテージ内部の画像1

コテージの中の様子です。 布団を敷き詰めれば大人が8人くらいは眠れそうな広さがあります。 高い天井と立派な一本木の梁(はり)が印象的でした。 ただ、実際は画像で見るよりも少し使用感というか建物の経年を感じました。

ネイチャーパークかさがたのコテージ内部の画像2

テレビ、エアコン、扇風機まで備え付けられています。 私が子供の頃のこの手のコテージはもっと狭くて部屋には何もありませんでした。 昔と比べるとコテージもキャンプ場もとても便利に進化しています。

ネイチャーパークかさがたのコテージ内部の画像3

2階です。 布団を5枚ほどは敷けるだけの広さがありました。 こちらもエアコン付です。 ただ、若干、使い込まれた感というか経年感があるスペースでした。

ネイチャーパークかさがたのコテージ台所の画像

再び1階に戻り、台所を見たところです。 キャンプ場にあるコテージの台所とは思えないほど生活感が漂っています。 昭和末期が切り取られたような雰囲気です。 決め手は電化製品のコンセントだと思います。

見てくれは悪いかも知れませんが、利便性は最高でした。 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯ジャー、電気ポットまで揃ったコテージはなかなかないでしょう。 下手な一人暮らしの台所より充実しています。

ネイチャーパークかさがたのコテージ脱衣所の画像

お風呂前の脱衣所です。 コテージに洗面台があるかないかで酔っ払って寝る前と起きた後の面倒臭さが格段と違ってきます。 酔った状態で外まで歯を磨きに行き来するのは本当に大変です。 部屋に洗面台があれば最後の力を振り絞って何とかすることができます。

ネイチャーパークかさがたのコテージお風呂の画像

お風呂です。 こちらも昭和感満点です。 決め手はやっぱりお風呂のフタでしょう。 本来の風呂の機能は優秀でした。 熱いお湯がしっかり出ました。 掃除も行き届いていて不潔な感じはしませんでした。

ネイチャーパークかさがたのコテージのトイレの画像

コテージ内のトイレです。 ここも管理棟と同じくバリアフリー対応のトイレになっていました。 室内のトイレがバリアフリーなので、コテージの入り口のドアやスロープも当然ながらバリアフリー対応の造りでした。

ネイチャーパークかさがたのコテージのベランダの画像

バーベキューはコテージのベランダで行えます。 外でそのまま食べても良し、焼き係と食べ係を外と中で分けても良しです。 満点の星空の下でのバーベキューは最高ですが、雨が降った時の野外は本当に最低です。 大人だけならまだしも子供連れとなると大変です。 その点、屋根の下は雰囲気は半減するものの、万が一の場合でも落ち着いて楽しむことができるので安心です。

野営場(テント場)

ネイチャーパークかさがたの野道の画像

さて、コテージを出て前の道を管理棟とは逆方向へ進んで行くと野営場があります。 奥にチラっと見えているのが笠形山です。 標高939mの山で関西百名山の一つです。 左側に見えているのは貸し農園の施設です。

ネイチャーパークかさがたのキャンプ場の画像

少し歩けば5分も経たずに野営場に到着です。 テントの設営場所は綺麗に手入れされていてヤブや雑草がありませんでした。 ヤブが近いとどうしても虫が集まり易くなります。 周りの杉の木もしっかり間伐されていて、真っ直に伸びた木ばかりで良い眺めでした。

ネイチャーパークかさがたの炊事場の画像

野営場の向かいにはトイレ兼炊事場があります。 この炊事場は野営場を申し込んだ人なら自由に利用できます。 アウトドアを堪能しようと野外でテントを張ったとしても目の前にトイレがあると大変心強く感じるものです。 バーベキューとなれば、私はいつも食べ過ぎ・お腹壊しちゃいたい派です。

ネイチャーパークかさがたの炊事場内部の画像

炊事場の中です。 古めかしいガス・コンロが並んでいます。 アウトドア施設に置いてあるガス・コンロは大抵このタイプです。

ネイチャーパークかさがた付近のダムの画像

野営場からもう少し山側に進むと小さなダムがあります。 ここで大きなサギを見かけてテンションが上がりました。 やっぱり山と川があるアウトドアは良いものです。

それと、近くに「一級河川 中ノ谷川 起点」という石標が建っていました。 この地域の一級河川は加古川だけのはずなので、昔の名残のようです。

スーパー銭湯

滝野温泉ぽかぽの画像

キャンプの後はスーパー銭湯で締めです。 コテージにどんな立派な風呂が備わっていても流れでそうなっています。

今回行ったのは滝野温泉 ぽかぽというところです。 ネイチャーパークかさがたからは車で30分弱なので少し距離がありますが、中国自動車道 滝野社ICの近くで帰り掛けにちょうど良い場所にありました。

綺麗で色々なお風呂があって楽しいところでした。 時間帯によるのでしょうけど、それほど混んでいなかったのも良かったです。 食事処もありましたが、注文から食事が運ばれてくるまでに少し時間がかかりました。 最近はどこでもパッと出てくるのが普通になっているので、少しでも時間がかかると違和感を感じてしまうのが嫌ですね。

更新履歴

更新日 更新内容
2012年12月21日 新規作成