Homewood Suites Grapevineの宿泊記録（ダラス）
作成日： 2012年11月10日
更新日： （なし）
DFW国際空港近くのホテル
ひょんなことからアメリカはテキサス州ダラスへ行きました。
ダラスではDFW（ダラス・フォートワース）国際空港からタクシーで10分ほどにあるホテルに泊まりました。
正式名はHomewood Suites by Hilton Dallas-DFW Airport N-Grapevine
という長い名前のホテルです。
ホテルのフロントはとても親切で、英語がペラペラでなくても丁寧に接してくれました。 宿泊客もちゃんとした人ばかりで、男一人から親子連れ、3世代家族に女友達二人など幅広かったです。 日本人がアメリカの地方都市郊外にあるこの手のホテルに泊まることはまずないでしょうけども、1回でも役に立てばという思いでホテル情報を残しておきます。
場所は地図にある通りDFW国際空港の近くです。
ダラスのダウンタウンからは車で30分くらい離れたGrapevineと呼ばれる郊外の地区です。
直ぐ近くにはショッピング・モールのGrapevine Millsがあります。
ホテルの外観
ホテルの見た目は公式サイトの画像よりもカジュアルです。 公式サイトでは重厚な感じの印象でしたが、実際はそんなイメージではありませんでした。 重厚ではないものの、周辺を含めて小綺麗にされています。 芝は刈り込まれていますし、道ばたにゴミが捨ててあるというようなこともありません。
ホテルの前が駐車場になっています。 公式サイトによると駐車場は無料です。 宿泊客のほとんどが車で来ているようでした。 私がチェックインした時は、ここに大型バスで乗り付けていた黒人の団体がいました。
HYATT系列のホテルが隣接しています。 反対隣にはMarriott系列のホテルがあります。 Homewood SuitesはHilton系列なので、同じ区画に一同が会してしのぎを削っているような形です。
ホテルの正面です。 綺麗に見えるのはペンキが塗り直されているためです。 建物自体はそこそこ年期が入っていました。 向かって左側に非常口と喫煙ゾーンがあります。 部屋のカード・キーがあれば正面玄関（フロント前）を通らず、その非常口から入れるようになっています。 私の部屋は非常口に繋がる廊下に面していたのですが、タバコを吸いに行った人なのか非常口を使っている人が結構いました。
ホテルの内部
ロビーです。 ここも小綺麗にしてあり、寒い時は暖炉（ガス暖炉）に火が入っていました。 見た目的にも体感的にも良い感じでした。 朝はテーブルの上に朝刊（USA TODAY）が置いてあり、無料で持ち帰り可能でした。
奥に見えるのが食事処です。 朝食はもちろん、夕食もここで食べている人が沢山いました。 メキシコ系の親切で愛想の良いおばちゃん達が食事を準備してくれます。
朝食の様子です。 画像では切れていますが、左側にスクランブル・エッグやソーセージなどの温かいものが置いてあります。 また、右側にはコーヒー・サーバーがあって、24時間飲み放題になっています。 フルーツやヨーグルトなどの副食も毎日2種類くらいずつは出されていました。 ラグジュアリー・ホテルの朝食とはいきませんが、私は毎朝満足していました。
フロントの裏が超プチ・コンビニ・コーナーになっています。 ここで歯ブラシや風邪薬なんかも調達できます。 ソフト・ドリンクやビールも置いてあります。 値段はほんの少し割高で、ガム2箱とコーラ1本（ペット・ボトル）で4ドルという具合でした。
廊下はしっかりした絨毯が敷いてあるので宿泊客の足音が気になるというようなことはありませんでした。 部屋数は意外と多くて、1階だけでも20部屋近くはありました。
あと、1階にはプールがあります。 15m程度のプールとジャグジーが1つある程度なので、それほど大きくありません。 がっつり泳ぐ系ではなくて、カップルでくつろいだり、子供と一緒に遊だりする感じのプールでした。
部屋の様子
一人で泊まるには広い部屋です。 ベッドはクィーン・サイズでした。 アメリカ人の体型は肥満、マッチョ、普通の3種類に分類できます。 肥満の人はとんでもなく横にデカイです。 そんな人でも泊まれるようにするならクィーン・サイズになってしまうのでしょうか。
備え付けのソファーやテーブルなどの家具もちゃんとしたものでした。 日本の中途半端なレジャー・ホテルより雰囲気は良かったです。 カーテンのところにある白いドアはクローゼットです。 中に服をしまえるようになっていました。
キッチンです。 全てのものが一通り揃っています。 皿、ナイフとフォーク、グラス、電子レンジに冷蔵庫、食洗機やキッチン・ペーパーまであります。 シンクはアメリカらしくディスポーザー付でした。
このHomewood Suitesのブランドはレジデンシャル・タイプ（長期滞在型）のホテルとして展開されているようです。 そのためキッチン周りのものもしっかり準備されています。 ただ、徒歩圏内にはスーパーがないので、車がない限り食材を手に入れることはできません。
脱衣所です。 ドライヤーが備え付けられています。 シャンプーなどのアメニティーは必要最低限で、歯ブラシや男性用カミソリは置いていないので注意してください。 私は歯ブラシを持って行き忘れてしまい、フロントの裏の超プチ・コンビニ・コーナーで購入しました。
洗面台反対側の鏡張りの引戸はクローゼットになっています。 前も後ろも鏡というシチュエーションに慣れていなかったので、滞在中はずっと恥ずかしかったです。
そのクローゼットを開いたところです。 アイロンとアイロン台まで備えられています。 ホテル内には洗濯機・乾燥機コーナーがあったので、洗い物系も洗濯からアイロンまで一通り完結できます。 もちろん、有料のランドリー・サービスもありました。 日本と同じくビニール袋に入れて預けるスタイルです。
インターネットはWi-Fiが無料で使えました。 Hilton系のホテルで提供されるhhonorsというサービスを利用する形のようでしたが、入会手続きやログインなどは不要でした。 初期接続時にブラウザーからラスト・ネーム（名字）と部屋番号を入力するだけで接続できました。 Wi-Fi対応のスマホであっさり繋がり、信号強度も強かったです。 ただし、ネットワークは何も暗号化されていない野良APだったので、セキュリティー的には危険です。
TVはPanasonic製でした。 やはり日本製のものが使われてると嬉しいものです。 アメリカも日本の地デジと同じくHD画質の放送です。 チャンネル数は30個強ありましたが、有料チャンネルはありませんでした。 TNTやSHOWTIMEなどのチャンネルでドラマがバンバン流れていました。
備え付けの目覚まし時計（スヌーズ機能付）です。 ダラスと日本は時差が15時間（ダラスが15時間遅れ）あるのですが、この時計は16時間遅れていました。 時刻合わせのボタンがなかったので、ラジオか何かで時間を合わせているようでした。 このプラス1時間の16時間遅れの理由は最後まで分かりませんでした。
夕暮れのホテル周辺
夕暮れ時のホテルの側面です。 ダラスは寒暖の差が激しくて、朝晩は寒かったです。 ホテルの横には広い芝生の敷地になっています。 この辺りは歩道などにも芝生が生やされていました。 人が歩いているところを見たことがありませんでしたが、どこも綺麗に刈り込まれていました。 車で通り過ぎる一瞬の景観のためでも費用をかけて芝生を維持するのがアメリカ流なのでしょうか。
この看板にあるようにHilton系列、HYATT系列、Marriott系列のホテルが同じ区画に集まっています。 どれも同じくらいのグレードのレジデンシャル・タイプのホテルですが、その中でもHomewood Suitesの建物が一番新しいように見えました。
Grapevine Millsはショッピング・モールです。 道路を挟んで向かい側にあるのでホテルから歩いて行けます。 庶民派のモールで、フードコートのショップの食べ物をテイクアウトできます。 ただ、食料品は売っておらず、コンビニ的な便利な店もありませんでした。 ホテルからの徒歩圏内にコンビニはありません。 DFW国際空港近くにセブン・イレブンがあると聞きましたが、車が必要です。
DFW国際空港などの近隣にはこのホテルの車で送ってくれます。 ホテルに電話すれば空港にも迎えに来てくれます。 チップは渡しましたが、送迎自体は無料です。 余談ですが、アメリカ人でも送迎して貰って運転手にチップを渡している人と渡していない人がいました。 この辺りの感覚は慣れない私には分からなかったので、チップはいつも渡していました。
6時といった朝早い時間でも送ってくれます。 朝の時間は他の利用者とカブる場合があるので、前日にフロントへお願いしておくのが良いです。 1度だけ「5分で来る」と言われながら30分待ったことがありました。
ないようである話
さて、この2枚の名刺の違いが分かるでしょうか？ 一別しただけでは書いてある人物の名前意外にこれといった意味のある違いは見つからないはずです。 私は分かりませんでしたし、現地テキサスのタクシー運転手も分かりませんでした。
そう、2枚は同じHomewood Suitesでも別々の場所にあるHomewood Suitesのものなのです。 よく見ればHomewood Suitesの後が「Grapevine」と「Irving-DFW Airport」となっていて、番地や郵便番号も違っています。 東横イン 新大阪東口と東横イン 新大阪中央口のようなものです。
調べてみると、Homewood Suitesブランドのホテルで「Dallas（ダラス）」という名前を冠しているものだけでもダラス周辺に12軒ありました。 その中でもDFW国際空港周辺には半径10km以内に4軒があります。
右の画像の中心にあるのがDFW国際空港です。 紹介しているホテル（Grapevine）の場所は「97」の直ぐ上のアイコンにあたります。 「Irving-DFW Airport」はその右下、DFW国際空港からすると東側にあるアイコンにあたります。
両者は車で10分ちょっとしか離れていません。 と言う訳で、タクシーに「ここへ連れて行ってくれ」と名刺を見せて行き先を告げると、間違って「Irving-DFW Airport」の方へ連れて行かれることがありました。 乗った場所から近い方の「Irving-DFW Airport」に行ってしまったので故意ではないのでしょうけども、現地の人でも間違うくらいなので注意が必要です。
その間違って行ってしまったHomewood Suites Irving-DFW Airportのロビーです。 Grapevineと雰囲気は同じです。 ホテル外観の雰囲気も似ていて、夜で少し酔っていたのでタクシーを降りる時は間違っていることに気が付きませんでした。 非常口からカード・キーを使って入ろうとしたら入れなくて、「あれっ！？」となって間違いに気が付いたのでした。
フロントにたどたどしい英語で事情を告げると、「Irving-DFW Airport」のシャトル・バスで「Grapevine」まで送ってくれたのでした。 フロントで応対してくれた若妻風の黒人女性はドライな感じでしたが、送ってくれた黒人の兄ちゃんは「オー、イェ〜（あるある〜）」という感じでした。
更新履歴
| 更新日 | 更新内容 |
| 2012年11月10日 | 新規作成 |
