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初めてのマラソン大会(山中湖ロードレース)

作成日: 2012年6月3日
更新日: (なし)

山中湖ロードレース

2012年5月27日開催の第32回山中湖ロードレース大会に参加しました。 初めて参加するマラソン大会です! 会社の人からふと誘われて参加したのですが、とても良かったです。

山中湖ロードレースはその名前の通り、山中湖の周りを走る市民マラソンです。 「山中湖ってどこ?」って人がいるかも知れません。 私もそうでした! 聞いたことはあるけれど、具体的な場所が分からないという感じです。 北海道でも新潟県でも九州でもなく、山梨県にある湖です。 「富士五湖の一つ」と書けば分かり易いでしょう。

山中湖ロードレースの走行ルートの画像

左の画像はスマホの運動アプリ(adidas micoach)で記録した走行ルートです。 綺麗に山中湖の周りを走っています。 画像の上部が北にあたるので、画像の左側、つまり山中湖から東南方向に富士山が位置しています。 そして、山中湖ロードレースの特徴の一つがその富士山を眺めながら走れることです。

大会にはハーフ(約21km)と山中湖1周(約17km)の2種目があって、私はハーフに挑戦しました。 結果は2時間15分強でした。 年明けから10〜12km程度を週2〜3回のペースで走り続けていて、最近やっと1kmあたりの平均ラップタイムが6分を切れるようになっていました。 参加にあたっての目標は2時間を切ることでしたが、まだまだ及びませんでした。 初心者ファンランナーがケガもなく完走できたことは良かったものの、悔しさが少し残った大会でした。

申込みから当日まで

さて、ここからは山中湖ロードレース大会の紹介です。 私のように初体験・初挑戦する方の参考になれば幸いです。

大会にはネットで申込み、費用をコンビニで支払いました。 その後、大会事務局から参加ハガキが送られてきます。 その参加ハガキを持って現地山中湖へ行きます。 参加受付は前日土曜日の14時から19時、当日日曜日の6時30分から8時までです。 参加ハガキをゴール予定地の山中湖中学校へ持って行くと、ハガキのバーコードをピッピッとやられて終了です。

RCチップの画像

受付でゼッケンやパンフレットと共に貰ったのが画像にあるチップです。 ここで私のプチ疑問が解消されました。 個々のランナーのタイムはこのチップを使って計測されるのでした。 「ゴールでビデオでも撮ってるのか?」と考えていたのですが、世の中はずっと進歩していました。 参加ハガキに「RCチップは必ず返却せよ云々」と書いてあったのはコレのことでした。 チップをよく見ると少し汚れていたので、チップ自体は再利用されているようでした。

Takumi RenにRCチップを装着した画像

そのRCチップを装着したところです。 なんと大会には裸足で走っている人が居たそうですが、その人はチップを足首に紐で巻き付けていたそうです。 ちなみに、履いている靴はadidasのTakumi Renです。 エリート・ランナーの練習用という位置付けの靴ですが、そんなの関係ねぇーと思って見た目だけで買いました。 専門家やベテランからすると初心者の典型的なダメ選択なのでしょう。 でも、これを履いて2〜3ヶ月走っていますが、足やひざが痛くなったというような支障はありません。 もちろん、大会でもいつも通り支障なく働いてくれました。

山中湖ロードレースのスタート地点へ向かうところの画像

大会当日のスタート地点に向かうところです。 最後のウォーミングアップをしている人、参加者同士でワクワクしながら歩いている人、家族・友人の応援に向かう人、ダラダラ歩いている人(私)と色々です。 画像の左側に見えるのが山中湖です。 実際、この数時間後にこの同じ道を走りました。

当日は朝からとても良い天気で、正に快晴という感じでした。 宿の方から気温が高くなるので危ないと言われましたが(山梨県の予想最高気温25度)、走ってみた感じではそれほど暑くはありませんでした。 山中湖は標高が約1000mなので低地よりも気温が低く、カラっとしていて走りやすいコンディションでした。

当日の装備です。 adidas製品が多いのはadidas micoarchでお世話になっている縁です。 まんまとハメられていますが、adidasはランニングに力を入れていて機能的な製品が沢山あって選び易く、なにより安いのでお勧めです。

  • 頭 ・・・ adidas TNBCサンバイザー HZ129
  • 上半身 ・・・ adidas 365 ショートスリーブTシャツ SS212
  • 上半身下着 ・・・ Patagonia Capilene 1 Silkweight Crew
  • 下半身 ・・・ adidas adiSN 7inch バギーパンツ RP684 G35448
  • 下半身下着 ・・・ Patagonia Capilene 1 Silkweight Bottoms
  • 靴下 ・・・ adidas ランニング クロステーピング5本指グリップソックス
  • 靴 ・・・ adidas adizero Takumi Ren

振り返って、良かった装備が2つあります。 1つ目はサンバイザーです。 これは汗止めの役割を果たしてくれました。 額や顔に汗が垂れてくるのを抑えてくれるので走り易かったです。 いつもは被っておらず、大会前に何となく買ったものでしたが思わぬ効果がありました。 2つ目は靴下です。 5本指の靴下は靴擦れになり難いそうです。 普段から履いているadidasのランニング用5本指のものを持っていっただけでしたが、ベテランの人から大会直前にそう言われました。 そう言ったベテランの人は5本指の靴下を忘れていて、普通の靴下で走って少し靴擦れになったと聞きました。

要らなかった装備は上半身下着として着たPatagoniaのスポーツ・レギンスです。 日よけ止めにはなりましたが、着たことによって少し暑く感じました。 周りを見てもほとんどの男子は半袖で走っていました。 ただ、暑かったのは当日が快晴だったからで、逆に気温が上がらなければ吉と出たはずです。 その点からは準備自体は正解で、経験不足から着用の判断を間違ったというところでしょう。

山中湖ロードレースのスタート直前の画像

前説が長くなってしまいました。 ゴール地点です! ハーフ・山中湖1周を合わせて1万人ちょっとの参加者なので壮観です。 大行列のちょうど中間地点で撮影しているので後ろに同じくらいのランナーがいます。 画像真ん中にある垂れ幕がスタート地点ですが、そこを通過するのに3〜4分かかりました。

この状態で20分くらい待ちましたが、待っている間、スポーツDJとゲストのスターターが盛り上げてくれていました。 そのスターターはなんとあの瀬古さんでした! 瀬古さんはTV中継解説の時よりノリが軽くて「えっ!?」という感じでしたが、ところどころのアドバイスは流石でした。 「湿度が低いので汗をかかないようでも水分は無くすから水分補給をしっかりしてください」というのを聞いて、全ての水分補給地点でアクエリアスを飲みました。

山中湖ロードレースと富士山の画像1

走っている時の様子です。 如何でしょう? 最高です! この季節は空気が澄んでいないためか少しモヤっとしていましたが、それでも本当に絶景でした。 昨年2011年とその前の2010年も天気が悪くて富士山は見えなかったそうです。 それが今年は幸運なことに立派な富士山を眺めながら走ることができました。

山中湖ロードレースと富士山の画像2

山中湖ロードレースでは色々な場所から富士山を拝むことができました。 疲れた後半では富士山を見上げるたびにパワーが貰えるようで、神様・仏様・富士様という感じでした。

ハーフでは途中の16.85kmに折り返し地点があります。 そのため、折り返し地点と重複する区間では画像のように向かい合わせで走る格好になります。 途中でトップ・ランナーとすれ違ったのですが、トップ・ランナーは明らかに体つきがパンピーとは違っていました。 皆さん、体が締まっていて痩せ気味でした。 それと、ほとんどのトップ・ランナーが袖無しのランニングを着ていました。 何か理由があるのでしょうけども、それは分かりませんでした。

山中湖ロードレースの仮装ランナーの画像

画像は仮装ランナーの隠し撮りで、私が見た中で一番目立っていた泥棒ランナーです。 周りから色々と声を掛けられていましたが、聞いていて一番センスが良いなと感じたのは沿道の子供達が叫んでいた「御用だ!御用だ!」です。 他にはアンパンマンやバイキンマンが子供達から人気を集めていました。 スティッチの全身着ぐるみを着た人から抜かれた時には素直に「(暑いだろうに)凄いなぁ〜」とリスペクトしてしまいました。 あと、ゴール付近でチャイナドレスを着て走っていたマダム軍団も見かけました。

山中湖ロードレースのゴール会場の画像

ゴール地点の山中湖中学校です。 私はゴールが遅かったのでそこそこ人が捌けている状況であるものの、このような状態でした。 表彰が終わった後、左側に写っているテントの前で抽選会をやっていました。 ゼッケン番号によって賞品が当たるというイベントでしたが、残念ながら私は疲れ切っていて傍観するのみでした。

山中湖ロードレースのゴール会場の豚汁テントの画像

引き続き同じくゴール地点の山中湖中学校です。 参加者に豚汁とアクエリアスが振る舞われました。 食べ放題・飲み放題です。 豚汁は具沢山で美味しかったのですが、それより、この日ほどアクエリアスを美味しく感じたことはありませんでした。 大会ではコカコーラが協賛企業としてこのゴール地点や水分補給地点でアクエリアスを提供してくれていました。 毎回の水分補給地点で手にしたアクエリアスは最高で、本当に美味しかったです。

山中湖ロードレースのゴール会場の貴重品預かり所の画像

山中湖中学校では貴重品も預かって貰えます。 こういうサービスは非常に有り難いです。 32回を重ねる大会だけあって色々なところが良く行き届いている感じがしました。 ちなみに、校舎のドアが開いているところは家庭科教室ということでした。

山中湖ロードレースの大会後の周辺道路の画像

大会終了後の山中湖周辺の道路です。 非常に渋滞していました。 普段はのどかなリゾート地に1万人以上が一気に集まってくるので仕方がないかなと思います。 結局、渋滞は山中湖周辺だけではなくて、富士山周辺など広い範囲に影響していました。

最後に

その後の体の調子は太ももの酷い筋肉痛が3〜4日続きました。 対して、ゴールした後から疲労による違和感のあったふくらはぎと足の裏は一晩寝れば直りました。 着替え終わった直後にふくらはぎにはシップ、足の裏にはエアー・サロンパスを吹き付けたのが良かったようです。 太ももにもシップを貼っておけば良かったです。

初めてのマラソン大会でしたが、沿道の方々の声援には大変励まされました。 よくTVでそう言っているのを聞きますが、本当にそう感じました。 特に子供達の応援の声を聞くと、もうひと頑張りしようと思えてくるのが自分でも不思議でした。 沿道の皆さんや山中湖村の皆さん、大会運営者とスタッフの皆さん、協賛企業のお陰で素晴らしい体験をすることができました。 感謝の気持ちで一杯です。

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2012年6月3日 新規作成